十分遊べるしエロ需要も満たしてくれる。完成度の高さはさすがエウシュリー。
ファンタジーシミュレーション系のゲームを作りなれているメーカーだけあって戦略パートの出来は秀逸。システム、グラフィック、背景など高いレベルでまとまっている。
従来のエウシュリー作品よりもエロに重きが置かれているため、戦女神や幻燐シリーズと同系統として捉えられると物足りないと感じるかもしれないが、世界観は同じなので、上述のシリーズをプレイしたことがある人だと作品世界をすぐに理解できるというメリットもある。
CGは若干おかしいな?と思うものも少しだけあるが今までと比べて非常にレベルアップしている。空帝戦騎あたりから肉感的でかなりエロくなっている。これはオススメ。
シナリオは「神憑るもの」を倒す(途中端折ってます)という一本道なのだが、敵勢力が宣戦布告してくる順番が決まっているので、完全に自由に戦略を組める、という訳ではないが、外交によって同盟を組んだり休戦したりも出来るので攻略の自由度は高い。
どうしても勝てない人はセオビットを量産すればそうそう負けません。
音楽は全てファンタジーテイストで、作品世界をおおいに盛り上げてくれます。暗いゲームなので明るいBGMは数えるほどしか無いが。
私的には「神憑るもの」がお気に入り。これだけのためにサントラを買ってもいいぐらい。
システム面では慣れるまで苦労するが、それだけで購入をためらうのは勿体無い。
2周目以降は編集モードなど様々な特典がつくので周回プレイにも対応。1周目のデータを流用して他のエンディングを見るよりも特典を使ったほうがフルコンプも早い。
フルコンプしてもまだ遊び足りない人向けには好きな勢力を選んで始められるモードも用意されている。シナリオはないのでやとことんやりこむ人向けだが。
難点をあげるとすれば、凌辱ゲーなので万人向けではないこと。
タイトルやパッケージからして凌辱モノであることは分かるのだが、プロローグから救いようのない絶望的な展開で始まり、救いらしい救いはどのエンディングにも無いので鬱系が苦手な人は不快に感じます。
また、調教には被虐系のものもあるので、その手のものを見たくない人にはスキップを推奨。とはいえ、凌辱ゲーマーの方から見たら、大したことない、思うかもしれませんが。
個人的には勇者との対戦が燃えた。あとイルミテシアに萌えた。もっとエロシーンがあって欲しかった…