分かりやすく綺麗な作品
主人公の境遇に近い経験をしてたので彼が現実から逃げたいと思う気持ちがよく分かりました。それでも夢と現実、二人の女の子との関わりを通してなんとか一歩、前に進もうとする姿はカッコよかったですし、勇気を出して進んでもやっぱり世界は変わらず優しくないところがどうしようもなくて笑えました。途中から展開は分かっていたもののラスト架子とお別れするシーンでは泣いてしまいました。架子への「おやすみ」、未来からの「おはよう」が「過去と決別をつけ未来へと向かっていく」ということを綺麗に表現していたと思います。
個人的に架子には蒼と未来をつなぐ架け橋という意味も込められていたところが好きでした。