寝る前に母親が読んでくれたお伽話のように温かいお話
ヒーローの英雄譚ではなく何処にでもいるありふれた人間の物語だからこそ胸を打つ作品でした。
美しくも醜い世界を兄弟愛、友愛、家族愛、様々な色で彩り共通も個別も最後は暖かさと人の優しさ、世界の美しさを謡っていて素晴らしかったです。個人的には千和ルートが大好きで最後は前が見えなくなるくらい泣きました。
ただ世界観が壮大すぎて時系列が分かりづらい点、回想がメインなので話が進んでるように感じられない点、同じ説明を何度も繰り返すので飽きてしまう点が悪かったですがそこを超えられれば確実に感動出来る作品になっています。