非日常の世界の中で、たんたんと日常を歩む人たちの物語。
外面だけでなくちゃんと中身も伴った雰囲気ゲーだと言えると思います。
銃やＣＩＡなどの諜報員の単語が出てきますが、
よくあるアクション映画のようなエンターテイメント性は持ちえていません。
いわゆる燃えるアクションシーンは皆無といっていいでしょう。
あくまでたんたんと非日常の世界の中での普通を丁寧に描いた、それに尽きると思います。
下手にかっこつけていない、そんな等身大な物語です。
よくまったりと評されてるゲームがあります。
このまったりという言葉ですが、ただ単に冗長で退屈なゲームでしかない作品でさえにも
都合よく使われている場合があるように私的には思われてしまいます。
しかし、あえて私はこのゲームを良く出来たまったりゲーだと言わさせて頂きます。
・・・比較することになんの意味はないかもしれませんが、
ただ単に冗長なだけだった題名が似ている過去作とは
そういった意味で一線を画しているといえるのではないでしょうか。
壮大な世界観もアクションも、こちらを惹き付ける伏線も、それに伴うカタルシスもない、
ましてや萌えなんてものは全くない。
それでも、やり終えた時になんらかの余韻がのこる、そんな作品だったといえると思います。
・・・それと音楽は昔からガチですね。
・・・まったくもって関係ないですが昔プレイしたBITTER SWEET FOOLSという
ゲームを思い出しました。・・・なんとなく、似てる・・・かな。