ヒロインを精神的に追い詰めていく
ヒロインが可哀想な目にあうのが好き、思わず勃起しちゃうって人にオススメ。
エロシーンの押しが少し弱いのがキズではあるが、精神面での陵辱も求める人にはとてもマッチします。
キャラもそれなりに立っていて、日常パートで個性を味わいつつ貶めていくといった感じです。
俗に言う上げ落としといった感じでしょうか、築かれつつあった幸せが描写されながらも
主人公による理不尽な嫌がらせでどん底に落ちていく、ヒロイン達の表情・感情に興奮します。
私の場合最初はいまいちぱっとしなくても、進めて行くうちに殆どのキャラがお気に入りになっていました。
特に展開がよかったのはメイド・巫女・ディーラー。彼女たちの折れる場面、泣き顔は溜まりません。
「なんで…なんでなのよぉ…!」のシーンなんてエロがないにも関わらず抜いちゃいました。
失敗ルートの無理矢理強姦の際、最後の反応が個々で違うのもよかった。
絵としてもかわいらしいタッチで魅力的に描かれています。タクシーがしょぼすぎるのは内緒。
立ち絵も前と後ろがあり、どちらもよい感じです。乳袋でないのも好感触。
エロシーンも着衣セックスが多く、その場面は魅力的…なのですが、
残念ながら構図が少しおかしかったり、裸の絵があまりエロくないあたりは減点です。
中出し、外出し、口内等を勝手に主人公が選んでしまうのもマイナス。
中出しで絶望させるのは必須だろうに。…いえ、もちろんあるんですけども…。
あと差分が少ない・エロシーンが短いというのもあります。ここは商業ゲーとしては大いに反省して欲しい。
このあたりがエロければ身も心も破壊する真の陵辱ゲーとして評価があったのになぁ…と残念です。
これはこれでご都合主義があるのも確かですが、一般的なエロシーンだけでヒロインが堕ちる…
みたいなことはないため、責め方としては非常に好みです。
心をへし折った上で陵辱しつくし、もうどうでもいいと絶望させる…これこそが陵辱の醍醐味ではないでしょうか?
そう、主人公の目的は堕落や隷属ではなく、「女性の破壊」なのです。
(一般人にとっては)二次元でしか味わえない魅力がここにあります。
ちなみに、暴力はほとんどありません。輪姦はたまにある程度。
ライトな陵辱やエロテクで堕とす陵辱、隷属、救いがなくてはダメという人には向きませんが、
徹底的に尊厳を貶めてやることで興奮する人、ヒロインとの攻防を楽しみたいという人にはオススメ。
あ、ゲームパートはまあ…可もなく不可もなく。シミュレーションではなくただの作業ゲーです。
昔によくあった何時にどこいってフラグを立てて…というものですが、オートで記録されるスケジュールがあるので
自力でも労せず攻略は可能となっています。周回は面倒ですが、他の読み物ゲーでも似たようなものですし。
金銭収集要素はいらなかったかな、と思うのが本当のところ。
攻略サイトはありませんが、オートスケジュールがあり、
画廊や回想の並び順にも一定の法則があるので自力コンプはそこそこ容易です。
ただ、椋(メイド)と千恵(OL)、渚(ディーラー)が埋まらない…なんてことがあるかもしれないので、そこだけヒントを。
後者二人は道具がない状態で見ないと出てこないマイナーチェンジ版のエロシーンがあります。
また、複数プレイは3種のエロを見た後でないと発生しないため、該当道具の所持だけでいい
あかね(女子校生)、清美(巫女)と比べて、そのタイミングがかなり遅くなる椋は、わかりにくいかもしれません。
追伸
他の方がクロスを比較に挙げていたのを拝見しまして、成程なぁ…と思いました。
ただあちらはエロがそれなりに充実していたのはともかくとして、雫が「堕ちないヒロイン」として優秀なので
同じく精神的な陥落を求めて責め続けるといったタイプの人にはこちらも合うのではないかと思いました。