久しぶりにひどい作品に出会った。 何が売りなのか理解できない。 特定ヒロイン(小都音)の性格が終わっている。 半分以上終わった時点で、次にどう不快にさせてくれるかを逆に楽しみでプレイしてました。
不快の件を書く前に、まずメーカーに言いたい「イチャラブがかなり少ない」
(正直、イチャラブゲーってクソだしつまらない作品だと思うが、そういう感情は置いといて)
シリアスに物語が引っ張られすぎていて肝心のヒロインとの絆を深めるイベントやイチャイチャイベントが少ない。
ユーザーが望む方向性、売れている方向性を理解できていないメーカーのミスだ。
作品が面白い、又は、面白くないは別として、事実としてイチャラブゲーのほうが需要がある。
ここ数年の萌え抜きゲの増加なんてまさにそれの一つと言える。
また、10年以上前から「書けないシリアスなんて要らない」とどれだけ言われ続けているか…。
何を思ってこんなゲームを作ったのか理解が出来ない。
さて、不快に感じた部分。
・小都音のウザさ
感想を読む人には説明の必要が無いと思うが、小都音はリアルでは「(比較的)おどおど系」ネットでは「ネットアイドル」をしている。
典型的なリアルで自信がないからこそのネットで憧れを演じていネット弁慶だ。
確かに、リアルでは行えないことをネットでする。電脳世界での「アバター」を使う物語としては在り来りではあるが、素晴らしい設定だ。
が、それがシリアスの要になってしまったことでヒロインのクソっぷりを演出してしまった。
比較的簡潔に書くが、
・序盤(共通)
主人公→ライ(ネットでの小都音:明るい性格)と出会いデートをする。
また、同時にリアルでの小都音と部活動での活動を通してある程度は仲良くなる。
リアルでの小都音と電脳でのライ。
あまりにも性格の違う両者が同一人物だということに疑問を感じ、そこが興味を湧くきっかけの1つに。
・ルート確定後
ライと何度かデートをする。
小都音→理想の姿であるライに憧れながら、主人公も小都音ではなくライが好きなんだと…自信をなくす。
主人公→ライとまんざらでもないならがデートをする。
ある日、小都音が公園で1人植物の手入れをしていることに気付き部活ぐるみで手伝うことに。
主人公→小都音の優しさにふれる。
公園での作業が一段落をし、リアルでも小都音とデートをすることに。
デートは成功し幸せのまま終了。
(デートまでは小都音との距離が近づいていってる状況が普通にかけていて楽しかった。)
デート後
ライから呼び出され、電脳世界でセックスをする。
小都音としては、自分に自信がなく、主人公はライの様な女の子が好きだと思っているからの行動。
・ルート終盤
主人公→小都音に告白をする。
「(電脳世界における)ライとの関係みたいになっていきたい」
しかし、フラれる。
小都音にとってライは理想の存在。
自分ではない別の存在と認識している。
主人公は、ライも含めて小都音という存在を認識。
小都音→「ライになりたい」
その後、小都音はリアルでも明るく喋り、身体をくっつけてくる様になる。
小都音「私は(小都音ではなく)ライだよ」
主人公も流石に状況的に不味いことに気付き、リアルがライになったんだったら、電脳にいけば小都音に会えるかもと思い電脳へ。
小都音に会わせて欲しいという。
ライ「小都音が告白を断った気持ちがわかる?」
「ライと小都音は別人。小都音は傷ついた」
「ライと主人公が仲良くなればなるほど小都音は傷ついていった」
「主人公とライ、二人で小都音を傷つけたんだよ!」
いやいやいやwwww
ただでさえ、面白くもないクソ展開をしていると思っていたら、ヒロインがライという設定を使って、主人公を貶すという
別に主人公は悪くないのに、主人公が悪いと言ってしまう女はダメでしょ。
まさに現実での「誤ってよ腹が立っているのは私だけじゃないんだよ!!本当に辛い、なんで泣いているかわかる?ねぇ!」とか言ってくる女みたい。
そして、結果はライは小都音の一部…。
何なのその茶番。
本当にイライラしました。
小都音は嫌い。
エピローグでも、主人公が振り回されてるししんどそう。
こんな女と結ばれた主人公が不憫でしかたありません。
クソゲーありがとうございました。
・久遠のヒロインとしてのあり方
久遠がかわいいという感想をこのサイトでも見ます。
理解できていましたが、私は嫌いになりました。
久遠にお見合いの話が来た時点で、久遠は主人公に何も言わず(当然会わず)逃げます。
連絡をしても取らない、会いに行っても会わない。
その癖、主人公が好きだ。忘れないと…悲劇のヒロインぶります。
別にお見合いするのが悪いとは思いません。
要するに、主人公との関係と父親からの命令(又は将来)を天秤にかけて、どっちが重要だったかという話なだけです。
ヒロインに何よりも大切だと思わせられなかっただけだし、又は、お見合い時点で付き合っても良いと価値を見出してもらえてなかった運命といいますか、時の運といいいますか、が悪かっただけです。
要するに、"今回の設定においては"お金持ちのお嬢様がお見合いをすることに関して誰か特定の誰かが悪いわけではありません。
しかし、久遠は、お見合いのことを言わず主人公たちとの連絡を絶ちました。
それは逃げです。
お見合いをするならする、それを伝えなさいよ。
ヒロインとしてあり方が疑問でしかたありません。
なんでお前は悲劇のヒロインを気取ってるの?
主人公を諦めるのも、お見合いをするのも自由です(主人公が諦めないのも)。
けど、何もせずに逃げるだけってなんなの?
これ最初からヒロインが主人公に話してて、覚悟を決めてたら終わってただけですよ。
完全に茶番。
結果的にヒロインのパパンが素晴らしい人格者だったからすべてうまく行きましたが、なんとも納得がいきません。
個人的には、ヒロインよりもパパンとの義理の家族になれることが一番うれしいです。
将来、ヒロインとはわがままで喧嘩する未来しか見えません。
つらい選択を選んだように思えます。
総評…
もっとシリアスをなくしたほうが良かったんじゃないのでしょうか。
こんなひどいゲームは久しぶりに出会いました。
もしプレイする前の人でこの感想を見るようなことがあれば、絶対にプレイしないことをおすすめします。
ただの時間の無駄です。