ここ十年くらい広く浅くオタやってる人なら相当笑えるテキスト。世界観なんて言葉がばかばかしくなる(褒め言葉)。メルヴェールが秀逸。
メインヒロイン四人のうち三人が細いつり目というエロゲーにしては珍しいキャラデザだが、立ち絵はとても可愛い。特にアルトワネットの表情の変化は必見。
立ち絵では感じないのだが、イベント絵でのつり目の書き方がジ○○プで連載していた鈴○央先生にちょっと似ている。そのせいなのか、ちょっと表情がイっちゃってるせいなのかエロいのにヌけない。
特筆すべきはテキスト。メルヴェールとの日常会話はただネタがオタ向けというだけでなく、そのキャラクターが楽しくて愛せる。また、どのキャラクターにも性格付けに納得できる背景がきちんと書かかれていると感じた。なのだがメルヴェールが強烈すぎて他のキャラクターがちょっと霞む。(けしておざなりにはなっていないのだが)
すべてのキャラクターに同様の破壊力があれば鍵作品とは別の意味で同じくらい伝説に残したいゲームになれたのかもしれない。
システムは安定していてレスポンスも良い。機能もそろっていて使いやすい。
Enterでもスペースでも左クリックと同様の動作をし、キーボードショートカットも使う人の事を良く考えているあたりが好感触。
これでウィンドウの透過度の変更が出来れば完璧。