ErogameScape -エロゲー批評空間-

houtengagekiさんの痴漢専用車両 ~屈辱の痴漢電車~の長文感想

ユーザー
houtengageki
ゲーム
痴漢専用車両 ~屈辱の痴漢電車~
ブランド
Frill
得点
90
参照数
2058

一言コメント

テキストの出来が良く、ヒロイン視点に移った際のモノローグや台詞は、痴漢に犯される嫌悪感や絶望感が実によく伝わってくる素晴らしい出来。絵のエロ可愛さも相まって、実用性抜群の痴漢ゲーです。展開も素晴らしく、主人公によるヒロイン達を堕としていく手練手管は見事の一言で、嫌がる女たちを手篭めにしていく爽快感と征服感が存分に味わえる内容になっていますね。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

 この作品、プレイしている最中興奮しっぱなしでした。
とにかく男の征服感を全力で満たしてくれる陵辱ゲーに仕上がっていまして…

 ヒロインは全員とても魅力的。
この作品のテキストは、かなりの割合がヒロイン視点なのですが、
その際の心理描写のテキストが実に出来が良く、かなり有効に機能しています。
痴漢されている際の嫌がり方などが、ヒロインそれぞれの性格がよく現れた嫌悪の仕方なので、
攻略するヒロインが変わっても、そのたびに新鮮な加虐心が湧いてきまして、興奮が持続します。

 ほかにも、彼女らの「痴漢にあった後の日常生活」の描写についても実にしっかりしていて、
ヒロインの性格、生活、背景などがしっかり描かれることで、個性や魅力が実によく表現できてます。
 攻略可能なヒロインは、巨乳の女子学生、大和撫子風の世間知らずお嬢様、
性的なことに興味のない男勝りテニス少女、アナル担当のOL、優しく正義感の強い金髪グラマー女教師
誇り高そうな性格をした痴漢捜査員、といった感じ。
こんな感じで明確に個性付けされているわけですが、
主人公はこうしたヒロインの個性に合わせた堕とし方をしてくれるので、
エロシーンの内容が、ヒロインの魅力が最大限活かされたエロさになっていたのが良かった。

 主人公の手管は実に見事で、ヒロインの情報を集め、痴漢仲間の人脈を活用し、
さらには自らの圧倒的なテクニックによってヒロインを巧みに痴漢していきます。
痴漢なのに、主人公に身体をまさぐられたヒロイン達は見事に感じてしまっていますし、テクニックありすぎw
ていうか、頭が回って人をうまく使う統率力もあって判断力も抜群と、
ここまで何でもできるなら痴漢なんてやらんでも他でいくらでも身を立てられるんじゃないか、と
プレイ中常にツッコミを入れたくなるぐらい、デキる男です。
まあ、彼のような男が痴漢というものに生きがいを見出してしまったのが
このゲームのヒロイン達にとっては不幸だったなという感じですねw
そして、プレイヤーや仲間の痴漢達にとっては最高の主人公でありリーダーであるわけで。

 基本的には、巧みな痴漢で対象を追い詰めた後、ヒロインを何らかの手段で絶望させ、
そのタイミングで弱みを握って(犯されてる所を撮影するとか)精神的に追い打ちをかけて、
逆らう気力を完全に奪いとり、身も心も痴漢奴隷へと堕としていく感じです。
堕とす過程の痴漢行為が、丁寧に段階を踏んでいく感じで、実にいい。
この過程が、ヒロイン達の嫌悪感と快楽が入り交じった心理描写がねちっこくテキストで描かれるので、
痴漢の気持ちよさが存分に味わえますね。

 ヒロインそれぞれやり方は異なり、よくこんなこと思いつくなあ、と見てて感心させられるような
見事なアイデアで追い詰めていくわけですが、その過程がとにかく征服感を味わうことができて素晴らしい。
清楚な感じのお嬢様キャラである瑞紀が分かりやすい展開だったので例に取ってみますが、
彼女の場合、精液の匂いに興奮してしまう性癖があると主人公に見出されて
変態性癖を目覚めさせられていくわけですが、過程が実にいい。
彼女の想い人を使った策略によって、自分自身が変態行為に感じてしまっているということを自覚させ、
自分が変態であると思い知らされた絶望感に打ちのめされたところを、おもむろに犯していく。
ここで彼女は痴漢奴隷になることを宣言させられたあげく処女を散らされるわけですが、
ただでさえ絶望しているところをさらに処女を奪っていくという、追い打ちのような陵辱っぷりは、
女を蹂躙しているという加虐心をこれ以上なく刺激してくれるような
とんでもない征服感があって、もう興奮しっぱなしでしたよ。
このヒロインは堕ちた直後のエロシーンでも、嫌悪感は抱いたままであるという心理描写がなされるのも
良かったと思います。やはり屈辱と嫌悪感あってこそ犯しがいもありますからね。

 他にも、痴漢捜査員の女性なども良いですね、うまいこと堕とし切った際の征服感が物凄くて。
痴漢の魔の手に落ちて、衆人環視の中で容赦なく体中をまさぐられ、犯されるというシーンの際、
恥辱に震えながら悔しがる姿はすごくそそりますね。
衆人環視の中っていうのがまたいいんですよ、ただ犯すよりもはるかに強烈な恥辱になりますから。
主人公にとっては明確に敵と言える存在であるだけに、彼女を犯すのは実に気持ちがいいです。
ちなみに、攻略失敗して彼女に逮捕されるバッドエンドを先に見た後だと、爽快感がさらに高まりますw
あの正義感に満ち溢れた女が快楽に屈した、っていう充実感があって最高ですね。

 ストイックなテニス少女が未熟な性を執拗な痴漢行為によって開発され、快楽を目覚めさせられていくところとか、
優しい女教師が正義感を逆手に取られて、裏切りに絶望していくシーンとか、
とにかく堕ちる過程は見所満載で、序盤のスタンダードな痴漢行為から始まって、ヒロインを堕とし、
さらに徹底的な調教を加えていくシーンまで、すべて抜きどころとして申し分ない。
 序盤は、ヒロイン達はそれぞれの心理描写や言動などから、気丈さや正義感、優しさ、気の強さなど、
それぞれが今までの人生で培ってきたであろう、女性らしい「強さ」が感じられ、
それが彼女たちを女性として魅力的にしており、だからこそ極上の獲物として主人公に目をつけられることになるわけですが…
そういった強く魅力的な女性たちだからこそ、女性としての尊厳を男の欲望で無残に蹂躙していくのが
実に気持ちよくてたまらない。
これぞ、女を征服してやった、という爽快感であり、陵辱ゲーの醍醐味と言えるでしょう。

 女性たちは堕ちた後は快楽に逆らえないような状態になっていて、自分からおねだりまで
するようになるのですが、こんな状態になるのも、主人公の痴漢テクや堕とし方の巧みさがあればこそ。
男としての強さが女を堕とした、という感覚を実感できるストーリーであることも、
この気持ちよさの大きな要因と言えるでしょうね。


 ちなみに一対一のシーンだけではもちろんなく、ヒロインを痴漢仲間達によって
輪姦させるシーンなども満載ですし、当然のごとく複数のヒロインをまとめて陵辱するシーンも多数。
ヒロイン全員をまとめて痴漢奴隷に堕とすトゥルーエンドのようなものまであり、
これは計画的に行動しないと到達するのが難しくなっているため、攻略の楽しさもありますね。
このルートのラスト、並べられたヒロインが痴漢達に犯されているシーンのグランドエンドっぷりは
かなりの達成感でしたから、頑張って到達するだけの価値はあります。

 自分は痴漢ゲーは数作しかプレイしていないので大きなことはいえませんが、
これは抜きゲーとして相当高品質な作品であると思いました。
堕ちる過程も、堕とした後の陵辱も、実用性が抜群ですね。
痴漢ゲーの醍醐味がしっかり味わえる内容ですし、実に良い出来です。
原画の恋泉天音さんの絵柄も、肉感的なエロさと可愛らしさのバランスが抜群であり、
また塗りも原画の良さを引き立てるなまめかしい出来ばえ。
絵的にも、この女たちを痴漢してやりたいと思わせるものになっていました。
CGの出来は全体的にいいので、絵柄が気に入ったなら買って損はないと思います。


 ところでショートカットの活発なスポーツ少女が好きなら、蛍はチェックしておいて損はないですよ。
何しろテニス一筋で、自分の女性としての魅力にも無自覚な、性に未成熟な女の子なので、
それがだんだんと性の気持ちよさを痴漢によって開発されていく様子が実に可愛らしいです。
痴漢への嫌悪感と性感への戸惑い、そうした心理描写が元気系少女らしい反応でして、萌えます。
やっぱ性に無自覚な女の子は清潔感があって良いですね! 汚し甲斐があるし!