麻雀がまともに出来ない時点で商品として成り立っていないわけですが、まあ、素材がそのままpngファイルとかで入ってるので、可愛いCGがいつでも簡単に見れるのはありがたい…かな?
インストールフォルダに入ってるpng画像は、透明化処理がされているので、
ペイントソフトとかを使えば、キャラのCGと、白濁液とか汗とか表情とかの差分を
自由に組み合わせて、自分好みのエロCGを作成できるのがポイント。
こんな機能、ほかのエロゲにはついてませんよ!
というのが唯一この作品で褒められる部分ですね。
絵柄はなかなか可愛く、ほどほどに肉感的ですし、
脱衣麻雀風エロCGエディタとして使えば、使い手の想像力次第で抜きに使えるかと。
実際自分はそのようにして遊びました。
Pixiaというペイントソフトが手軽でオススメです。
他には、フリーの麻雀アプリケーションに素材ぶちこんで無理矢理脱衣麻雀として構築し、
個人的に楽しむなどの遊び方もアリですね。
音声ファイルも、メディアプレイヤーとかで再生可能なまま入ってますし。
キャラクターは女子学生、OL、ウェイトレス、チャイナ服という
脱衣麻雀らしく、コスチュームが魅力的なキャラクターが揃っていて、
半脱ぎのCGなどはそそるものがありましたし、
明るい表情で脱衣するキャラ、恥ずかしさと屈辱感が混じり合った表情で脱ぐキャラなど
それぞれに個性も出ていて、そこそこ良い脱ぎっぷりでしたね。
まあ、それだけに、ちゃんと麻雀で勝負して脱衣させる醍醐味を味わいたかったなぁ…
という口惜しさも湧いてくるわけですが…
一応ゲーム部分についてレビューしますと、まず麻雀部分がまともに遊べません。
出来が悪いとかバグが多いとか、そういうレベルではなく、ゲームとして成り立ってない未完成ぶり。
どんな手で上がっても、「フリテン」と表示されて点数が引かれるのみ。
役を判定するプログラム等が一切無い様子。
牌を切って捨てる、上がりの動作をする、というところまでしかプログラムを作れなかったのかな。
完成度で言えば10%ぐらいかなと。
一応そんな意味不明な対局を繰り返すうち、なぜか勝ったことになって先に進めますが、
アドベンチャーパートをひと通りテストプレイするために間に合わせで実装されているだけ、
という感じのする未完成具合です。
パッチも出ていますが、麻雀部分についてのまともな修正はありません。
アドベンチャーパートに関しては、一応、三人目のウェイトレスまでは
脱衣とエロとストーリーを楽しむことが可能です。
麻雀が前述のような有様であるため、勝って脱衣させたという気持ちよさは皆無ですが。
まあ、脱ぎっぷりを見るだけでも楽しめるのは良かった。
でも四人目のチャイナ娘のストーリーが遊べないですし、ADV部分も結局未完成ですけど。
結局、メーカーはこのα版とかβ版とか呼ぶのもおこがましいほど製作途中丸出しの作品を
修正し切ることはなく、放り出して行方をくらましたわけですが、
これほどまでに売り逃げの見本みたいな例は、このカオスな業界でも珍しいんじゃないでしょうか。
まぁ、CG集として割り切れば、激安で買えるならそこまで損はしないかもしれません。
このゲーム、絵師さんはマジかわいそうですね。
いい仕事してるのに…