エロの補充と、ミニゲームの集まり。とてもファンディスクらしいファンディスク。カラフルBOX本編が好きな人なら、まあ楽しめる内容かな。
収録されているコンテンツ別にレビューしていこうと思います。
まず『こすぷれ・えっち』について。
「カラフルBOX」本編でイマイチ足りなかったエロを補充をしてくれる
コンテンツなのですが、これは各キャラのちょっとした後日談になってもいて
本編のヒロインと再び楽しい会話ができるのは嬉しかったですね。
これが当FDのメインコンテンツと言っていいでしょう。
ちゃんとキャラの個性に合ったコスが割り当てられていると思いますし、なかなかの実用性。
個人的なことを言わせてもらえば、山田のコスがチャイナとスク水だったのは
本人の活発な性格とルックスにベストマッチで最高でした。素晴らしい。
あとはミニゲームがいくつか入っているのですが、
対戦型ボードゲームの『蒼南鳴海発見伝』はなかなか面白かった。
ヒロインの中からプレイヤーキャラを選び、バラバラになった鳴海の体を集め、
他のヒロインよりもスコアを稼いで1位を目指すという概要のゲームなのですが…
持っていればそれだけでスコアの上がる鳴海のパーツをどれだけ集めるか、
対戦相手のヒロイン達との駆け引きが面白いですね。
いかに他のヒロインが所持するパーツを奪うか…
そして、ある程度パーツを確保したら、今度はいかに守り抜くか…
リアルタイム性の強いターンシステムのおかげで、じっくり考えていたら後手をふみますし、
なかなか緊張感を味わわせてくれるゲームです。
ただ他のキャラとのバトルは、ダイス３つ＋パラメータのどれかの数値（どのパラメータかはランダム）
という、ちょっとこれ運ゲーじゃないか、という判定方法なので、理不尽さも感じます。
せめてバトルフィールドに対応したパラメータでバトルできる設定だったら戦略性も出たろうに…
このゲームで1位になれば、選んだキャラのコスプレHがもう一つ開放されるので、
自然と、好きなキャラを勝たせるために必死になるので、遊び甲斐がありますね。
ちょっとしたストーリーもあるし、ミニゲームの中では一番力が入ってるコンテンツのように感じます。
2人打ちポンジャンの『からぶち』に関しては、
本編に付属していたものとは違い、主人公ではなくヒロインの中から
プレイヤーキャラを選んで、他のヒロインと対戦していく感じです。
最後まで勝ち抜けば、プレイヤーとして選んだキャラの壁紙が手に入ります。
ただ、今回のからぶちは何故か対戦前後のデモが取ってつけたような簡単な会話だけで、
シナリオと呼べるようなものが一切無く、やや手抜き感を覚えた。
できれば壁紙だけでなく、ちゃんと脱衣麻雀的なご褒美も欲しかったし…
このコンテンツはちょっと残念ですね。
まあ全体的に見ると、本編が好きだった人なら、それなりに楽しめる内容だと思います。
コンテンツの種類が多く、楽しく遊ばせてくれるのは嬉しいですね。
この業界、FDというと単なるミニストーリー集が多いだけに、
このくらい内容がバラエティに富んでいるとそれだけで評価してあげたくなる。
難点は、安易な内容のミニゲームもあるということ、
それとバグが多くてパッチ当てないとまともに遊べないこと。
そしてそのパッチも、順番にいくつも当てないといけなくて、かなりめんどくさいことですね。
それと、これは人によるでしょうが、壁紙やコスプレHといったご褒美を得るためには
各ミニゲームを「クリアしなければならない」わけで、
これには多少わずらわしさを覚えてしまうユーザーもいるかもしれないな、と感じました。
特にボードゲームは結構難しいだけにね。