ヒロインの精神をダンジョンに見立てた、ローグライクの洗脳凌辱ゲー。ローグとしては単調で飽きやすく、ゲーム性に期待して買うのはオススメできませんが、エロシーン自体の濃さはなかなか悪くない。個人的には、ダンジョンで死んだ場合にヒロインによって射精させられるという、敗北エロシーンがあったのがポイント高かったです、洗脳凌辱に比べると数は少なく濃さも足りませんが、シチュ自体はそこそこ良い受けシチュでしたから。
ヒロインを洗脳して性奴隷にするという方向性の凌辱ゲー。
タイトル通りというべきか、主人公は悪魔っ娘と取引をして
ヒロイン達の精神に潜入することができるようになるのですが、
その奥底を犯すことで洗脳し、現実世界でもヒロインを思いのままになるようにする、
といった感じの設定になってます。
この、精神に侵入するという部分が、ローグ系のRPGになっています。
トルネコとかシレンとか、ああいう感じのゲームですね。
ヒロインの精神をダンジョンに見立て、侵入してきた主人公の精神を
排除しようという防衛本能が、モンスターとして現れて立ちはだかってくる、
という感じ。
それらモンスターを倒しつつ、下層を目指して進み、
最下層でマインドコアを取り除けば、そのヒロインの精神を主人公が支配できるわけです。
ゲームは現実世界パートと精神世界(ダンジョン)パートに分かれており、
ダンジョンをクリアしてヒロインを洗脳することに成功すれば、
現実世界での凌辱を色々楽しむことができるようになってます。
●ゲーム性について
ローグ系ゲームとして見ると、基本難度であるNormalに限れば、
慎重にやってれば問題なくクリアできる良心的な難度です。
自分はシレンとか中盤で投げ出したくらいで、ローグ系は正直言って苦手ですが、
そんな自分でも、このゲームの難度Normalはほとんど死なずに
全ヒロインクリアできたぐらいです。
途中で死んでも装備品は無くならないので、地道に武器防具の合成を繰り返すだけで
攻撃力も守備力も気楽に上げまくれるし、フロアに出る敵の数も大して多くないし、
詰むような状況も起こりにくい。
そもそもローグ系としては簡素なつくりで、どのヒロインの精神も構造は同じで
出る敵も一緒だから、一度クリアできる装備を作ってしまえば、
同じプレイをするだけで全員簡単にクリアできてしまいます。
しかし、せめてヒロインごとに固有のボスぐらいは居ても良かったんじゃないかなぁ。
さすがに単調に感じるし、わりとすぐに飽きてしまうのが残念です。
このゲームはNormalだけクリアすれば全CG&エロシーンを回収できるので、
エロを全回収するだけなら非常に簡単と言えます。
ただ、Normalだけだとクリアしてもバッドエンドになるようで、
おそらくそれ以上の難度でもクリアしないと、良いエンドは見れない様子。
難度NightmareとHellは、かなり手応えがあります。
自分はとりあえずNightmareまでクリアしましたが、それ以降はプレイしてません。
さすがにゲーム内容がこれだけ単調だと飽きるし挑戦意欲が湧きにくいので、
まあバッドエンドでも別にいいかー、という具合で、プレイをやめてしまいました。
なにしろCG枠がエロだけで埋まってるということは、エンディングにはCGなどは無いのでしょうし、
だったら別にいいかなー、みたいな。
ちなみに救済措置としてチートモードでプレイすることができるので、
(ダメージを一切受けなくなる&普通のローグ系ゲームの空腹度にあたる「精神力」が減少しなくなる)
面倒ならそれを使ってさっさとクリアしてエロを回収することも可能です。
操作性はキーボードで移動、マウスでアイテム使用や攻撃などをする仕様。
最初はちょっと特殊に感じますが、慣れれば操作は問題なくできるようになります。
多少ダッシュ操作がやりづらいですけど。
●エロについて
プロローグでは主人公の性根のねじ曲がった思考が描かれ、
クズっぷりがなかなかにナイス。
そして、そんな主人公にあからさまな嫌悪を示してくるヒロインなども、
洗脳凌辱ゲーのヒロインとしては良いキャラ設定で良い感じです。
ヒロインは4人いて、中には主人公に好意的なキャラもいますが、
お構いなしに洗脳して凌辱という感じ。
エロシーンは、各キャラとも、
ダンジョンクリア(勝利)時には精神世界にて触手凌辱があり、
クリア後は、現実世界の学園などで凌辱を三種類見ることができるようになります。
触手凌辱は、そのヒロインが性奴隷になる前の段階の凌辱として唯一のものですから、
ヒロインが嫌がっている状態の凌辱を見たい場合は、この触手凌辱が一番楽しめるでしょう。
これ以降は主人公に対して嫌悪感を見せてくれることはありませんので。
ダンジョンで精神の支配に成功した後、現実世界に戻ってそのヒロインのエロシーンを見ると、
何故かもうすでに性奴隷化した後になっていたのはちょっと残念だった。
精神の破壊されたヒロインを現実で改めて性奴隷にするという場面の描写はカットされているんですね。
これだと性奴隷にしたという達成感に欠けてしまうのでもったいなく、ここは明確に欠点です。
全キャラに、性奴隷としての初H、みたいなエロシーンが、描写的に絶対に必要だったと思います。
なにしろ処女を奪うシーンも無いわけですから。
エロシーン自体は、生意気だったり清楚だったり活発で明るかったりした
汚れの無かったヒロイン達が、洗脳前からは想像できないくらいに
主人公の責めでイキまくり乱れまくってくれるので、なかなかエロい。
エロシーンを見るにはダンジョンで稼いだ金が必要で、金のかかるエロほどフェチ度が高かった気がします。
清楚娘はメイド、元気娘はスク水、後輩娘は巫女と、コスプレもありましたし。
主人公自身が犯すシーンはもちろん多いですが、中には他の男たちに輪姦させるシーンもあり、
そういうシーンは主人公のものではないペニスに犯されることに嫌悪感を激しく現すことが多く、
あくまで主人公の性奴隷であることをしっかり表現していたのは優越感を味わえて良かったと思います。
それに、ワンパターンによがり乱れるばかりでなく、嫌悪感もしっかり楽しめるのは良かったですしね。
ところで注意点として、悪魔娘セーレちゃんのエロシーンは基本的に存在しません。
これはちょっと残念ですね、エンディングででも入れることはできたのでは。
とあるキャラでセーレを交えた3Pエロシーンがありますが、それだけかな。
彼女が目当てだと裏切られるので注意。
ちなみにダンジョンで主人公が負けた場合(死ぬかギブアップした場合)は、
ヒロインの精神体によって主人公は射精させられ、
精力を抜き取られて精神世界を追い出される、という設定になっています。
この負けた場合のエロは、ヒロインによっては勝ち誇られたり
嘲笑されながら足コキされたりという、逆レイプ的な味わいのものもあるので、
ちょっとだけM心がくすぐられる内容になってます。
普通なら省かれてもおかしくない物だと思いますが、敗北エロがあるからこそ
勝利時の凌辱の達成感が引き立つ面もあるというものですし、こういうものをちゃんと用意してくれるのは嬉しいところ。
個人的な嗜好としては、このエロが本作を購入したメイン動機だったりしますw
なので細かく触れることにします。
特にM心が刺激されたのは、主人公を嫌悪しているお嬢様風ヒロインによる踏みつけ足コキと、
ショートカットの元気娘による、横たわった主人公の上に馬乗りになっての手コキ。
この2つは、もうひと押し足りない感があるものの、なかなかの受けシチュでした。
足コキの方は、お嬢様が軽蔑の表情を浮かべながら、変態とか汚らわしいとか侮蔑的に言葉攻めをしながら
足コキをしてくれて、絵の構図的にも黒ニーソ履いてるし、下着もちゃんと見せてくれているので
なかなかのエロさの足コキだったと思います。
射精させられた後には愉快そうに見下した笑みを浮かべながら、その無様さを改めて馬鹿にしてくれるのも良い感じ。
主人公は身の程知らずだという感じのことを言われて精神世界から追い出されるため、
敗北感もそこそこ刺激されはしますが、
欲を言えばもうちょっと敗北したこと自体を具体的に強調する方向でも馬鹿にして欲しかったかな。
こういうお嬢様キャラなのだし、態度に優越感をにじみ出して欲しいのです。
あと声優がちょっと滑舌が悪いのも惜しいところ。
手コキの方は、足コキの方とはまたひと味ちがう、敗北感の煽り方をしてくれます。
ショートっ娘は主人公のクラスメイトで、お嬢様とは違い主人公のことは特に嫌ってる様子ではなく、
かと言って清楚系クラスメイトとも違って好意を持ってくれているわけでもなく、
感情的にはニュートラルな感じの関係になってます、
この娘が主人公に勝った際の手コキのシーンは、主人公のペニスをじっくり観察して弄び、
さらに、主人公が負けたということを強調して言いながら、明るく勝ち誇ってくれるというもの。
これはお嬢様の敗北エロシーンよりも、ある意味敗北感が強調されるので、M心が刺激されてGOODです。
主人公が、彼女を陵辱できなかった無念さをにじませる言葉を吐いたり、心理描写が良かったのもポイント高い。
手コキされ、射精させられる一連のシーンのあいだじゅう、ペニスの様子と射精するところを
笑顔でじっくり観察してくれるあたりは大変気に入りました。
男を負かした女の子の笑顔というのは、とてもゾクゾクして良いものですね。
ヒロインの性格をよく活かした内容であり、このゲームのエロシーンで一番使えました。
欲を言えば最後にもうちょっと言葉で敗北感を追い打ちしてくれればなお良かったんですが。
あとの二人、お嬢様の妹である後輩娘と、クラスメイトの清楚娘は主人公に好意を持っていることもあって
あんまし敗北感を煽ってくれないですが、この二人も悪くはないです。
清楚娘は主人公をパイズリで射精させてくるんですが、最後に「めっ」的に精神侵入を柔らかく叱ってくるのと、
パイズリで気持ちよくされてなすすべなく射精させられるというシチュ自体は、なかなか悪くない受けシチュ。
ちなみに、ダンジョン内でのエロシーンは性奴隷化前と後で内容が変わり、
プレイは同じでCGは差分ではありますが、シチュ的には違った楽しみが味わえます。
ことに、敗北エロに関しては、性奴隷化した後のお嬢様に足コキされるのは、普段好き勝手に凌辱している娘に
逆襲的に受けシチュ的なプレイをされるという、なかなか倒錯感のあるシーンになっているので、わりと良い感じ。
主人だと認めている相手に足コキという責めプレイをしているドキドキ感が、お嬢様の態度から感じられるのがいいですね。
敗北エロは、このようにM心をそこそこくすぐってくれる内容になっていますが、
しかしプレイ自体は軽い受けシチュ程度の物であり、逆レイプとまでは言えません。
なにしろヒロインは主人公を懲らしめるのではなく、射精させて精力を奪って追い出すのが目的なせいか、
激しく逆凌辱してくれるわけではありませんので、本格的な逆レイプを期待していると、ヌルく感じる可能性が大です。
あくまで敗北感によって女性の上位性が増幅された受けシチュのエロさが味わえる、そんなシーンなのです。
女性に勝負で負けることによる屈辱が好きなタイプのマゾヒストの方には、そこそこオススメって感じ。
にしても、もうちょっとテキストで強く敗北感を煽ってくれていれば、そこそこでなく強くオススメできたんですけどね。
お嬢様も元気娘も、そのあたり、何かもうひと押し足りないのが惜しい。
あと、あくまで性奴隷化がメインのコンセプトですので、敗北エロは数の少なめなので、そこはご注意を。
各キャラ1種類ずつの計4シーンですからね。
個人的に、全キャラに複数種類の敗北エロシーンがあったら、神ゲーとして褒め称えて、一回り高い点数を付けたのになあw
●まとめ
なんか敗北エロについて長々と字数を費やしてしまいましたが、
全体的には、各所に欠点を抱えているためエロゲーとしての評価はイマイチですかね。
なにしろ作り込みに甘さがある。バグは見当たらないのでその点はいいものの、
ゲームとして見た場合の飽きやすさは致命的ですし、
エロについても、セーレのエロがなく、各ヒロインの性奴隷としての初Hが省かれていたのが残念すぎる。
エロシーンの描写自体は悪くないので、シチュが好きならそこそこ満足できる可能性はありますが…
個人的には敗北エロという実用性の高いシーンがあったのでいいですが、
それももうちょっと濃さが欲しかったというのが本音。
ゲーム部分もエロも、もうひと押しが足りない、惜しいゲームです。