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houtengagekiさんのそれゆけ!ぶるにゃんマンHARDCORE!!!の長文感想

ユーザー
houtengageki
ゲーム
それゆけ!ぶるにゃんマンHARDCORE!!!
ブランド
Digital Cute
得点
80
参照数
2966

一言コメント

自機もボスキャラも非常に可愛らしくて魅力的な、ファンシーな感じの横スクロールシューティングゲーム。こんな雰囲気でエロシーンは陵辱ばかりだったのが少々驚きましたけどw シューティングとしては弾幕系。細かい難点は多少あるものの、大量に出現するコインアイテムのジャラジャラ感が良い感じで、回収するのが快感だし、破壊の爽快感もしっかりあって気持ちいい。やり込めばやり込むほど上達を実感できるゲームバランスの良さもナイスで、ほどよい手応えがあって好印象な作品です。スコア稼ぎのやり込みも奥深く、作り込みもかなりのもので、上級者でも相当楽しめるであろうゲームですし、エロゲのシューティングとしてはかなり良作の部類に入るでしょう。 ※3/4 スコアコンテスト『ブルマカップ』に参加して、稼ぎをやりこんでみた上での感想を追記しました。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

 ブルマやスク水を身に付けた猫っ娘キャラが、ねずみの国に乗り込んで大暴れする
横スクロールシューティングゲーム。全7ステージ+αの構成。
公式でゆるキャラシューティングと言っている通り、道中の雑魚キャラクターなども
デフォルメの利いたファンシーな感じで、明るい雰囲気のゲームですね。
しかしエロゲなので、主人公のぶるにゃんマンやすくにゃんマン、それに
ボスキャラとして出てくるねずみ娘達などはは、ちゃんとした頭身のキャラです。
絵柄は明るく可愛らしい感じで、かつ、しっかりと肉感的なのがいいですね。
画面の右半分ほども占める女の子ボスを見ていると、早く倒してエロシーンが見たいなあ、と思えてきますw



●シューティングゲームとしての特徴と評価点

 シューティングゲームとしては、そこそこ弾幕系の部類だと思います。
ボスはわりと厳しい弾幕を撃ってくるし(5面以降は特に)
道中でも中型機の攻撃などは弾と弾の狭い隙間をくぐらされるシチュエーションが結構あるし。
あからさまな弾幕ばかりでなく、厄介な動きをする雑魚が自機を色んな方向から狙ってきたり、
炸裂弾や追尾ミサイル等、敵の攻撃はなかなかバリエーション豊富で飽きさせない感じ。
それらをかわしつつ、どんどん敵を破壊していかなければなりません。
自機の攻撃は通常ショットだけでなく極太ビームが撃てて、破壊の爽快感はなかなか高く、
操作性も良好であり、シューティングとしての遊びごたえはかなり良いと思います。
点数アイテムの小判もかなりジャラジャラ出るので、回収してスコアを稼いでいくのもかなり気持ち良く、
インターネットランキングもあるので、やり込み甲斐があります。
破壊の爽快感と避ける快感が充分楽しめて、スコア稼ぎも気持ちいい、というわけで、
シューティングゲームの楽しさの基本は押さえていますね。

 システムは、基本はシンプルなショット&ボンバーのシューティングですが、
特殊システムとして、敵弾に近づくことによって自機の攻撃がパワーアップする「アドレナリンMAX」
同時に敵の弾幕が遅くなる「止まって見えるぜ!」(これはeasyとnormalのみ)という2点があり、
特に攻撃力アップの方は結構あからさまにショットの威力に違いが出るため、
弾幕を避けると同時に利用して、高い攻撃力で敵を一掃したり硬い敵を破壊していくという、
弾幕系ならではの楽しいシステムを盛り込んでいるわけで、良い感じだと思います。

 横スクロールは縦スクロールに比べて弾避けが難しい上、
本作は弾に近づかないと発動しないシステムがある関係上、事故死が起こることが多少多めなゲームですが、
ゲームバランスはわりと良好だと思います。
初見殺しもそこそこあるので(特に2面の竜の動きと、ボスのチアガールのパンチは酷いw)、
自分は最初は序盤の面でゲームオーバーになったりしましたが、
全体的に弾幕の動きが素直で理不尽さが無く、ランダム要素も少なめなので
非常にパターン化しやすく、何度もプレイしていれば確実に上達していくゲームだと感じました。
クリアするだけなら、難度はゲーセンのシューティングゲームを交えて比較すると、やや易しめの部類に入るでしょう。
コットンブーメランとかメタルブラックあたりと同じくらいかな。もっと簡単かも。
とはいえ、決してお手軽にクリアできる難度ではないので、エロだけが目当てでゲームはさっくりクリアしたい、
という場合は、やきもきしてしまう可能性が高いですけど。
何しろeasyモードでも、初見でクリアするのは相当上手い人じゃないとまず無理なんじゃないかと思いますし。
(参考に、このゲームのeasyはとびでばいんのeasyよりは確実に難しかった)
やるなら、まずシューティングの攻略を楽しむ感じでプレイした方が絶対いいと思います。

ちなみに横シューですが地形要素はほぼありません。



●難点

 基本的には良好な出来だとは思いますが、問題点もそこそこあり、完成度は決して高いとは言えません。
まず、硬すぎて鬱陶しいと感じてしまう中型機がいくつか居た点。
3面の幽霊や5面のロリ、7面の中ボス等。特に7面のはボム使わず普通に倒そうとすると時間かかりすぎ。
多分、この敵は「アドレナリンMAX」を利用すること前提で耐久度を設定してしまっているのでは。
これを使わなくても常識的な時間で破壊できるバランスにして欲しかった。
他の部分はわりとテンポよく進んでストレスの溜まらないゲームなだけに、
これらの中型機はゲームテンポを阻害される感が尚更目立ってしまってます。

 あと、ぶるにゃんマンとすくにゃんマンがボタン押しっぱなしで撃てる極太ビーム、
エフェクトが派手で爽快ですが、派手すぎて敵弾や自機が見えづらいことが結構あって困りましたw
特に、自機の当たり判定が見えなくなってしまうことがあるのは弾幕系としては致命的と言っていい難点であり、
ここは今からでも修正して欲しい点です。
敵弾も、もう少し見やすくして欲しい。ビームに紛れて見づらくなることももちろんですが、
ラスボスの第三段階で、ボスの従者みたいな敵が撃ってくる弾が、背景と色合いが似てて非常に見づらかったりもした。
(※ バージョン1.1で、ビーム発射時の当たり判定が見やすく修正されたため、
現在は格段にプレイしやすくなっています。素晴らしい修正でした)

 システム周りもどうかと思う部分が多少あります。まずコンティニューについて。
このゲームはゲームオーバー時にその場でコンティニューすることはできず、
途中からやり直す場合は、ステージクリア時にオートセーブされるデータをロードして再開することになります。
でもこれだと、残機もボムも0の状態で新しいステージに突入した場合などは、
もうそのデータの続きからプレイする気は無くなってしまうw
まあ前のプレイの続きから再開できるのも助かるので、これはこれでいいとしても、
その場コンティニューとはいかないまでも、せめて
初期状態の残機とボム数でそのステージの最初からコンティニューできる機能も付けて欲しかったところです。
その場合、そのプレイは良いスコアが出てもネットランキングに登録されない、みたいにすればいいことですし。
 それと、やや不親切に感じた点として、ゲーム中にタイトルに戻ることができないのが不便だった。
ポーズかけた時にでも、タイトルに戻れるようにしてくれても良かったのでは。
ステージセレクトで遊んだ時もちょっと不親切。終わった後いきなりタイトルに戻るんじゃなくて、
同じステージをもう一度プレイするか、別のステージを遊ぶか、タイトルに戻るか、を聞くぐらいはして欲しい。

 あと難度についてですけど、easyとnormalの間の難度差をあまり感じません。
ダークぶるにゃんマンはオプションの仕様上easyの方が明らかに簡単ですが、その他のキャラは
あまり簡単になった感じがしない。何しろ敵の攻撃パターンや弾数などにほぼ変化がないので。
エロゲなのですし、easyはもっとあからさまに楽にクリアできる難度にしても良かったと思うのですけどね。



●自機の性能について思ったこと

・ぶるにゃんマン、すくにゃんマン
 二人ともショットボタン連打で通常ショット、押しっぱなしで高威力の極太ビームが撃てるという性能で、
違いは通常ショットの攻撃範囲(ぶるにゃんマンはやや前方集中、すくにゃんマンは拡散型)と
自機移動スピード(すくにゃんマンの方が速い)ぐらいです。
ひょっとしたらショットの威力はぶるにゃんの方が高いのかも。
前述した通り、ビームが爽快なので、二人ともシューティングの醍醐味が味わえるキャラと言えます。
弾幕をギリギリで避けながらアドレナリンMAXビームを敵に当てていくのが熱い。

 オプションアイテムを取ると、相方の猫キャラがオプションとして付き、4体まで従えることができますが、
これが4体フルに居る状態だと、攻撃力がかなり高くなります。ボスや中型機の相手があからさまに楽になる。
しかし、このゲームはオプションアイテムの出現ポイントが固定な上に少なく、取れる機会がかなり限られるのがネック。
死んでオプションが無くなってしまうと、一気に火力が下がって難度が跳ね上がってしまう上、
元の状態まで戻そうにも、かなり時間がかかるため、ワンミスがかなり痛いですね。
もうちょっとオプションは多めに出てくれても良かったんじゃないかなー


・ダークぶるにゃんマン
 ショットを押しっぱなしにしても、他のキャラと違ってビームは出ず、
代わりにオプションが敵を追尾してショットを撃ち込んでいってくれる。
性能的には、一見『式神の城』の光太郎そのまんまなのですが、
実際使ってみるとオプションキャラの移動速度が遅い上に、肝心の追尾性能も微妙なので、
とても光太郎のような感覚ではプレイできません。
このオプションの性能では雑魚の処理が追いつかないので、本体に敵弾が飛んで来まくるし。
しかし、このオプションキャラには敵弾を防いでくれるという機能もありまして、
これが普段は自機の正面に位置しているため、他のキャラと違ってデフォでバリアを装備しているような感じなのです。
なので、どちらかというと、『R-TYPE』のフォースに微妙な追尾機能が付いた、みたいな感覚のキャラになっており、
通常ショットをメインに使っていくキャラになっているわけですね。追尾は状況次第でたまに使う程度で。
一人だけフォース付きなので、他の2キャラよりも弾避けが楽な局面が多いですが、
ビームが無い分攻撃力に欠けているため、他のキャラなら必要のない苦労をするシチュエーションも多くなってきます。
しかもオプションへの依存度が非常に高い分、他の2人よりもさらにワンミスが命取りですし、
かなり個性的なキャラですね、使いやすいとは言いがたいので好みは分かれそうですが。


 あとは三人とも、ボムアイテムを使うと各自機キャラの可愛らしいコスプレ一枚絵が画面上に表示されるのは
眼福で良いですね。(ダークにゃんはお供のロリキャラである、とらねこの絵が出る)
ボムを使うごとに別のグラフィックが表示されるので、ちょうど『ゲーム天国』のモモコのボムみたいな感じです。
ちゃんとアルバムモードにも追加されるし、これは良い要素。



●面構成、ボスについて等の印象

 街から始まって海辺、墓場、花畑等ありますが、各ステージとも背景グラフィックはなかなか綺麗。よく描き込まれてます。
BGMもかなり良い曲が揃っているため、非常にいい雰囲気が出てます。
中には歌が流れるステージもありますし。
各面のボスも、チアガールやオカルト女学生、アイドル、騎士娘などいろいろいますが、
みんな可愛いデザインで、それぞれに魅力的です。性格的な個性も強いし。
ボスとして登場して、そのキャラの個性を活かした感じの弾幕や攻撃を繰り出してくるので、
会話シーンだけでなく、戦ってる最中もキャラごとの個性が楽しめてる感じがして、ボス戦も楽しいです。
もちろん攻撃は厳しいから、じっくりボスの姿を眺めてる余裕はあまり無いですがw
5面ボスのカルヴァウォッシュなんかはアイドルなのですが、実際に歌が流れる上、
曲が盛り上がるポイントに合わせて激しい弾幕が飛んでくるなど、音と攻撃を連動させてるのが面白かったです。
ところで4面ボスのフロマージュブランの最終形態の極太レーザーは初めて見たときは思わず吹きましたw
出方が素晴らしくてw

 面構成自体も、ステージの雰囲気やボスのキャラに合わせて、雑魚の配置などもまとまってる感じがして好印象。
各面の道中は雑魚を倒すと出る小判の回収が頭を使わされますね、
6面は特に、非常に稼ぎが熱いステージになっていて、大量に出る小判の回収が気持ち良くて脳内麻薬が出ますw
中型機の爆発に敵弾を巻き込むと小判アイテムになるという弾消し要素もあり、
うまく立ちまわって稼げるようになっていくと実に爽快です。これはケイブシューに近い感覚かな。
難点で挙げた点を除けば各ステージともテンポが良いし、雑魚配置もなかなか上手くて
適度な手応えと楽しさが持続するので、良い遊び応えでした。



●キャラ描写、エロシーン

 ぶるにゃんマンのまさに猫らしい天真爛漫っぷりは可愛いですし、すくにゃんマンも可愛い。
各ステージのボスとの会話や、オープニングやエンディングもほのぼのした気分になれる内容で良いですね。
猫的な意味でも女の子的な意味でも可愛いから二重に萌えるし、ちょっとお伽話っぽい感じなのも良い。

 で、ダークぶるにゃんマンを選択した際のエロシーンについてですが、わりとガチで陵辱です。
首輪を付けさせた上で陵辱する流れですが、どのボスも容赦無く陵辱。
6面ボスのバノンだけは男キャラですが、このキャラもショタ化させた上で尻を掘るエロシーンがありました。
(このキャラのみエロを見るかどうか選択可能)
ぶるにゃんマンとかを選択した時とゲーム自体のノリは同じで、わりと明るめなのと、
やる側もやられる側も本当は動物なせいか、さほど凄惨な感じがしないのが印象的でした。
まあラスボスのロリ姫様のエロは凄かったけど。未発育のロリキャラが容赦なく処女膜を貫かれて、
痛みで物凄く泣き叫ぶのは、見ていてなかなか興奮するものがありました。
まあ他はロリキャラはおらず、全体的は最終的に快楽に負けるキャラが多かった印象があります。
シューティングながらテキストはしっかり濃く、内容もねっちりしてるのでエロかったです。
まあシューティングというゲーム性の特性上、エロシーンは各キャラ1シーンずつしかありませんけどね。
ちなみに、陵辱ばかりなのにストーリーの後味が悪くなくて、そこは個人的には良かったです。
お供のとらねこというキャラも、健気で素直で可愛らしくて、萌え的な意味でもなかなかでしたし。

 ちなみに、ぶるにゃんマンとすくにゃんマンに関しては、特定の条件でゲームオーバーになると
輪姦されるシーンが見られるようです。



●その他システムについて

 ネットランキングがちゃんとあるのは良いことだと思います、
スコアを他のプレイヤーと競うことができると、ゲーセン同様、攻略のモチベーションが高まりますからね。
実際自分のHNが載ってみると、思った以上に嬉しかったですw
ランキング閲覧モードでは、ランクインしているプレイヤーのリプレイを見ることができるのもグッド。
初心者でもそうしたものを参考にして効率的に上達できるのでは。
また、こうしたネット機能を使いたくない場合はオプションで選択もできますし。

 おまけモードはなかなか充実していたと思います。
アルバムやシーン回想、ランキング閲覧、各種条件を満たしてゲットできるメダルを確認するモード等ありますが、
中でも「にゃんことごはん」というオマケが特に気に入りました。
これは、プレイヤー視点で、ぶるにゃんマン達とごはんを食べるというシチュエーションを楽しめるのですが、
彼女たちとの会話はほのぼのした気分になれて、シューティングという激しいゲーム性を楽しんだ頭を
ゆったりと落ち着けることができて、とても良い気分転換になります。



●不具合とか

※フリーズとかあったけどパッチで直りました



●まとめ

 シューティングゲームとしての出来は、かなり頑張っていると言ってよく、
このジャンルが好きなら手を出す価値はあるんじゃないでしょうか。
シューティングはエロとの親和性が悪いせいか、エロゲでは発売本数が極端に少ないため希少ですし、
その上で出来が良いものとなると、さらに限られる。
そう考えると、これは貴重なゲームだと言っていいのではないかと。
個人的にも『とびでばいん』以来、久々に熱中できたエロシューティングゲームでした。

 しかしエロシーンは、ボスを倒したら、ADVシーンに切り替わるわけでもなく、STGステージの背景の上に
ばーんとエロCGが表示されて始まるわけで、ちょっと力技すぎるというか
せめて背景を真っ黒にするぐらいのことはしても良かったと思ったりもしますがw
でもボスを倒したご褒美として、勝利の征服感が陵辱エロシーンの興奮度を高めてくれるわけで、
脱衣麻雀と似た醍醐味がありますね。
最大限、テンポを阻害しない形で、かつエロとゲーム性を繋げようという意図は感じます。
まあ、もうちょっと工夫は欲しかった気がするけど。脱衣要素やエロ分岐ぐらいは入れられたと思うし、
結局シューティングに普通のエロをくっつけただけであって、シューティングならではのエロ
という感じではなかったですからね。

 ともあれ、少なくとも値段分の価値はあるゲームだと思います。
単純に、キャラの可愛いシューティングがやりたい場合にも向いてますし。
やや惜しい点もあったものの、なかなかの佳作だと評価したいです。




※以下、3/4追記

 ある程度、稼ぎをやり込んでみたので、その上での感想を追記しておきます。
スコアコンテストの「ブルマカップ」で10位以内に入って賞品ゲットを目指していたのですが、
まあレベルが非常に高くて、自分の腕では無理だったわけですが…
やっとのことで2億4千万点ぐらい出したと思ったら、結果出たら10位辺りは3億5千万とかのレベルだったのでw
でも、この企画のおかげで高いモチベーションでやり込んでいくことができましたので、
上位には届かない腕ながらも熱い気持ちで楽しめましたし、それなりに色々と見えてきました。

 で、やり込んでみて思ったのは、このゲーム、ボスで延々と稼ごうとすると永久パターン防止用のキャラが出てきて
激しい攻撃を加えてくる仕様なんですね。
それはまあいいんですが、問題は、この永パ防止キャラが出てくるのがかなり遅いということ。
出現するまで相当の時間稼ぐことができてしまいます。
要は、具体的には、1面ボス第二形態、5面ボス、6面ボス第一形態といった、小判が効率的に稼げるポイントで
ボスを撃破しないようにしながら、永パ防止キャラが出るまで稼ぎ続ける、
ボスループ稼ぎが非常に有効になっているわけで。
そんなわけなので、稼ぎを詰めていくとこれがまあ、実にテンポが悪いっていうかw
小判をジャラジャラ取っていくのは気持ちいいので興奮度は凄いんですけど、
事故死しないように細心の注意を払いながらのループ稼ぎなので精神的に疲れますね。

 とはいえ、ゲーセンではなく家庭用のシューティングとしては、こういう方向性もアリといえばアリでしょう。
時間をかけることになるため、長い時間ミスをしないための忍耐力、精神力を試され、
さらに永パ防止キャラを計算に入れた稼ぎを構築することだってできるし、奥は深いです。
制限時間付きのボス自爆仕様のゲームとは違ったパターン構築を楽しめるため、独自性も生まれています。

 やり込めばやり込むほど、自分がどんどん上達していくのを感じるゲームバランスの良さも素晴らしいですし、
今回やり込んでみて、稼ぎをやり込もうと思ったら先が見えないくらいの深さがあるということを感じ、
シューティングゲームとして非常によく作りこまれたゲームなのだということを改めて実感させられました。
発売前は、まさかここまで稼ぎの熱いゲームだとは思っていなかったので、良い意味で期待を裏切ってくれたというか。
スコアコンテストの開催をしてくれたことを含め、このゲームはプレイヤーを熱くさせてくれる良作でした。

 明確に問題だと感じたのは、運要素かなぁー
このゲーム最大の稼ぎポイントである5面ボスは、中型機の出現の仕方によってスコアが左右される面が
あるし、ステージHellなんて当たりパターンを引くまで再起動を繰り返すしかないという酷さ。
特にHellの方はもうちょっと何とかして欲しかったというのが本音です。

 ブルマカップは次も開催するなら、難易度別やキャラ別などの部門賞も設定して欲しいですね。
ともあれ、これだけのものが作れるなら、このブランドにはまたシューティングの新作を
作って欲しいなあと思いました。
これだけ中級者から上級者まで幅広く楽しめるシューティングはそうそうないですよ。