分割だったのか・・・
レビュー下手ですが宜しければ。
始めの掴みはトップクラスの作品です。
ヴェルに殺されると見せかけての実は主人公大好きというギャップと、
紅の明らかに主人公を意識している態度、
それにウルルはいきなり懐いているし。
ノートは一見、好きオーラが見えづらいですが中盤からは本領発揮です。
とにかく掴みは良いです。
ただ最初の掴みがピークで後は段々と落ちている気がします。
というのも中盤の終わり辺りから徐々にラブコメ物からシリアスメインに
チェンジしているからです。
そのシリアスも中盤の終わりから終盤まで続くので
プレイ後はシリアス展開ばかり目に付きます。
ストーリーとしては複数の魔剣が盗まれ、魔剣を手にした者が
他の種族を襲い、それで元々ギリギリで保っていた魔族と神族のバランスが崩れます。
誰かが言っていたように一度ダムに亀裂が入ったら徐々に穴が大きくなるように。
で収拾を付ける為に神族王女のノートが魔族トップのヴェル母を殺し、
宣戦布告し恨みを買い、自分も殺される事で収拾を付けるという感じですかね。
間違ってたらごめんなさい。
このように終盤辺りは、とにかく主人公の周りが死ぬ訳ですが
その死の表現が軽すぎます。
1、シャル
主人公を庇ったが為にラーロンに殺されるかわいそキャラ。
主人公は一時落ち込んだだけで、主人公の周りは特に落ち込まないで
少し同情するだけでした。単にシナリオの起爆剤みたいなものですかね?
2、ヴェルの母
やはりこれも一時。その後ヴェルは死なないですがノートにやられ保健室送りに
されます。しかしその後いきなりヴェルとのHシーンには驚きです。
またヴェルの恍惚とした表情が・・・。死んだ母より主人公かよ(笑
3、ノート
一番マシですかね。
文章こそ短いものの、皆の泣き顔をイメージすると少しそそられます。
ただ最後はいままでいなかったかのような感じで終了です。
最後の作りが初めと比べると雑な感じがしてしまいます。
起承転結の起は良いです。
転結が雑です。
ストーリー的には素晴らしいのですが、後半は尺が足りなくなったのか
ヒロインの感情が分かりづらいです。
尺をもう少し伸ばして、ヤマに備える準備をして欲しかったかな。
ヤマでいきなりヴェルの過去やらを言われても話が追い付けない。
ヤマでは簡単に説明して、終わったその後に詳しく説明して欲しかったです。
ノートとヴェルが対決しているのに、周りがベラベラ喋るから意識が削がれます。
後は大した事ではないですが、
【気になったこと】
フォンの声は似合わなすぎです。戦闘してても声が浮いている?感じがして・・・。
慣れれば大丈夫かな。
【どうてもいいが良かった点】
ヴェルとのいちゃいちゃ。作った側は良く分かっていらっしゃる。
ヒロイン毎に違う絵師さん。個人的にはアミアの立ち絵は良い。
サブにも配慮したシナリオ
とりあえず主人公モテモテ。それにヒロインに最後まで嫌われない。
【逆に微妙・悪かった点】
システム自体が不安定なのか、フルスクリーンでウィンドウキーを押すと
何故か終了してしまいます。
BGMが単調ですね。戦闘シーンは大体同じBGM。RPGツ○ール作品みたいです。
誤字。
スタート画面のBGMが無い。(どうでもいいんですが一応)
紅との海辺でのHシーンの時の主人公の棒の色。
【総評】
個人的にはストーリーは良いし、キャラも良いです。
普通に楽しめました。
いちゃいちゃ系が好きな人なら是非と言いたいですね。
しかし点数が微妙なのは上記の事とか、これで完結じゃない点。
結構ざっくりプレイしたのであまり参考にならないレビューと思いますが、
書き込ませて頂きました。
プレイ後は2作目やりたいようなやりたくないようなって感じでした。
特に後味は悪くなかったですが、1作目なので分からん点は多々あります。