笑い、感動、SF要素、萌え要素などすべてが高いクオリティでまとまっている傑作
評判がよく、SF好きなのでプレイしたがいままでプレイした作品でも1,2を争うレベルのゲームだった。SF要素は難解で理解できないところも多かったが、整合性が上手く取れていてよかったと思う。恋愛ゲームとしても三羽ルートの観覧車のシーンやましろルートのジェットコースターのシーンなどいいシーンが多かった。久遠ルートだけ恋愛描写が拙かったのが少し気になるところではあった。一番の魅力はやはり主人公だろう。下ネタも笑えたが、この主人公の「優しさ」の描写が非常によかった。最序盤の三羽との握手での思いやり、三羽ルートで義母の気持ちも理解しようとしているところ、アペイリアルート。他にも様々な場面で主人公が魅力的に感じられた。言われているようにラストが若干尻すぼみに感じられたり、難解過ぎたり、下ネタが人を選ぶところがあるとは思うが、それらの要素を加味しても良い要素がずば抜けていてまさしく傑作と言える作品だろう。