アンフェアとなるため、点数はnullとします。
ハーレムが苦手のため今ひとつの部分もありましたが、事前に分かっていたことなので点数はつけません。
個別の瞬間最大風速なら100点の満足感が得られるシーンもありましたし、
ハーレムルートに関して言うならば薄気味悪さを感じ、読めたものではありませんでした。
内容について、まずはマイナス評価から。
先ほど「ハーレムルート」と言いましたが、本編ハーレムエンド後のお話に関わらず、ルート概念が存在します。
妹毎の個別エンドとハーレムエンドが存在し、個別では複数プレイはありません。
誤解のないよう言うと、個別とは言っても妹一人と恋人関係となり他と別れるような展開は一切ありません。
あくまで作品時間内において、どの妹と主に過ごしたかの違いです。
しかしながら、複数プレイ等ハーレム意義のある展開が無いのであれば、
本編各エンド後のアフターストーリーとして個別は個別、ハーレムはハーレムで区切って欲しかったです。
お兄ちゃんは妹を差別しない、だからハーレム。
お兄ちゃんは妹一人一人をきちんと愛する、だからHは個別で。
製作者側の意図としては、そんな感じなんでしょう。
それ自体は別に否定しません。
ただあくまで個人的に、今まで妹ハーレムなら大丈夫と思っていましたが、作品のメインとして固定されると受容れ難く。
ハーレムって浮気的な視点でしか興奮出来ず、妹と浮気は最悪の食合わせなので無理でした。
妹を妹として全員平等に愛したとして、性愛まで平等に注がなくてもと思ってしまうのですよ。
良い点としては、本編同様の妹達の可愛さ。そして歪み無いお兄ちゃん。
本編から時間が空いているにも関わらず、一瞬で世界観に入り込めます。
こいつらのシスコンブラコン、悪化してやがる。
本編年少組のライターさんが担当のせいか、年長組に若干の違和感を覚えるものの、
一対一の個別パートでは、安心して兄妹だけの世界に浸らせてくれます。
特にライターさんが本編から続投の年少組の個別が良かったです。
料理を覚えたいというさやに、キスの捌きかたを教えるシーンがあるのですが、
さや発案により「キスと言ったらキスをするルール」が追加されます、料理しろよ。
で、お兄ちゃんは妹にキスされたいから、わざとキスって言っちゃうんですよ。
すると「ででーん、おにいちゃんアウトー」と、さやは可愛らしくお兄ちゃんにキスをします。
しまいにはお兄ちゃんも「もっとキスしたい」とか普通に言い出します。
兄妹キス大好き人間としては「いいぞもっとやれ」としか言えません。もっとやれ。
FDで恐らく一番可愛く描かれていたのが、やよい。
本編で素直になったかと思いきや、思春期のメンドクサい性格が再発しています。
妹の魅力の一つは近距離ゆえに出せない本音と思うので、彼女の思春期具合は見ていてほっこりしました。
自身へのコンプレックス、素直にお兄ちゃんラブな姉妹への憧れがシナリオ上でも機能しており、
本作で一番完成度が高いルートとなっていました。
鏡の前で一人で姉妹の真似をしているシーンが可愛らしすぎて、可愛い以外の語彙を失いました。可愛いなぁ。
まひるさん。今回のエロ担当です。
ストッキング越しの放尿を自ら見せてくれるようになりました。
なんかもう他にも色々エロかったです。思わずさん付けで呼んでしまう程に。
それと他には、えーと、エロ担当でしたね。
あさひ。相変わらずの長女の貫禄。
自然な距離感が持ち味の彼女ですが、かき氷をお兄ちゃんにあーんするシーンでは、あまりに自然すぎ、所謂エロゲのあーんシチュらしさがありませんでした。
甘々なシーンより、そんな所帯じみた自然さも、兄妹ならあり。
「お兄ちゃんのこと大好き、もう自分の半分･･････くらいに思ってる･･････」
兄妹は互いの半身と思っているので、とても響いた台詞でした。
ミドルプライスFDということもあり、H主体、日常パートの分量が物足りなくはありましたが、
兄妹のいちゃラブシーンは文句の無いクオリティでした。
ハーレム部分は好きではないものの、購入は後悔していません。
なんだかんだ言って久しぶりに新作を購入直後に終わらせましたので、つまりは楽しかったのです。
ただ望むなら、今後FDを出すなら個別エンド後のお話も欲しいものです。