大好き
steam版でやりました。1からもネタバレを含みます。
始めてやった所謂シナリオゲーなので思い出補正も込みでの点数にはなりますがとってもお気に入りの作品。当時全くと言っていいほど意識していなかった生死観もので飯も食わず1からぶっ通しでプレイして泣いた。今でも生死観ものだったりが好きなのはこれの影響が大きい。
正直1は2があってこそな気がしていて伏線がどんどん回収されいくのがたまらなかった。無理に泣かせに来ていないというか、演出が派手な感じはせずに淡々と辛い現実を突きつけられ、奇跡なんて起きずに死んでいくことにぐっとくるものがあった。キリスト教系の私立学校に通っていたのもあり、自殺という禁忌を犯そうとする姫子さんが刺さった。「姫子エピローグ」までプレイしたが、残されるものから消えていく側になっていくことに絶望しながらもあの強さを持っていたのに次第に弱っていく光景が辛すぎる。
何がその人にとっての幸せなんだろうか、優しさってなんだろうか、死ぬまでにやるべき10のことは何にしようか、そんな事を考えさせられた作品でした。
ナルキッソスは聞いてるだけで涙が出てくる良曲。何もしらなかったけど偶然後になってねこねこソフトの「ラムネ」をプレイした時にこの作品のベースになってるものを読めて良かった。