アナザーストーリーが、本編のりそなルートと比べても遜色ないほどのクオリティで満足
アナザーストーリーの感想
本編のエッテルートと比べて格段によくなっていた。
好きな人を支えたいというエッテの意思が、
最終的には、主人公が望む大蔵衣遠の追放阻止の決定打となる展開は素晴らしいと思う。
また、その経験からモデルとして大きい一歩を踏み出すというところも、エッテ自身のやりたいこととしての意志の昇華があったんだろうなと感じる。
そんなエッテの成長であったのと同時に特に成長していたのが下の従兄弟のアンソニーで、これがめちゃくちゃ良かった。
特に兄に信頼されてなかったんだとアンソニーが気づくシーン。
兄の役に立てればと思い懸命にやっていたと思ってたけど、
実はただ兄に怯えていて、恐れていたからこそ役に立って安心を得たかっただけだということを自覚してしまい、そんな気持ちで信頼なんて得られないで当然じゃないかと気づくところ。
こういう誰かのためにって建前は自分のために心地良すぎて、本当の自分の気持ちをなかなか自覚できないことって結構あることだと思う。
そんな気づきから、思考停止になっていた理由がただ安心を得るためのことだったとはっきりして、
今後、大倉家がどうなってほしいかを考え、自らの意思で未来を掴みにいくようになる。
そこからのアンソニーはめちゃくちゃカッコよかった。
なので、エッテルートというよりかはアンソニールートって感じがする。
ルナ様のルートは美しすぎた。
やっぱ、りそなやアンソニーのような泥臭いシナリオが個人的には好きだなぁ