期待したほどでもなかった
吸血鬼物と言う事で、深みのある作品を期待していたのですが前作よりも数段短かったです。少数のいちゃいちゃイベント後にあっさりとEDを迎えてしまったので充実感はありませんでしたが・・・・・好きな方には受けるかと。一応シリアスっぽいシーン等もありますがそちらは期待はしない方が良いですね。ようは普通の萌えゲー。
吸血鬼設定がオーガストの名作「Fortune Arterial」に酷似しているのですが雰囲気は180度回っていて、ルナリスは良くも悪くもそれの超ダイジェスト版みたいな感じになってる。
主人公はいつも通り影が薄い。それに加えて極度の優柔不断、5人の美少女に迫られてるのに被害者面を通す古典的なエロゲ主人公。自称ポーカーフェイスなのに台詞に「そ、そんなっ」とか「そ、それはっ」とか「な、なんでっ」とか「うっ」等の感情豊かなチキン野郎の物が多いのは結構笑える。今回は脇役やヒロインが濃いので、特に影が薄くみえてしまってる。
システムは豊か。シーンジャンプやウインドウの緊急最小化(しかし肝心のフェイクが回避するのにあまり役に立たないものなのはお約束)、システムボイスの各所設定など。ただ選択肢まで戻れるのに、次の選択肢にジャンプ出来ないのは残念です。
渦巻にしてはHシーンで珍しく空気ペニスが少ない。でもやっぱり薄め。
キャラに魅力を感じるのならお勧め。ただしそれ以外の面になると凡作です。