出来が良くないところは確かに目につくのだけど、メインヒロイン5人が可愛いせいか個人的にはなかなか楽しめた
萌えゲーのエロまでが長いという欠点をお色気展開の連続と主人公の妄想を見ることができるという妄想システムで乗り切るというのはけっこう悪くないかもしれない。のだけれど、そこの妄想システムもなんかクリックの精度がいまいちだしスキップ時に止まらないという厄介なシロモノ。これに限らずなにかと挙動が遅かったりとシステム面がこの作品の全体に漂うイマイチ感に繋がってると思うので、ここをなんとかするのがAriesさんの何よりの課題だと思われます。
個別シナリオに入ると、読んでいてめんどくさくなってくるタイプの衝突やすれ違いがだいたいのルートで起こる。特に凜子ルートにおける涼雪のウザ女っぷりはかなり酷く、声がまきいづみじゃなかったら耐えられなかったかもしれない。その点、イチャラブ多めで諸問題が比較的あっさり解決する椿ルートは不快感もほとんどなく楽しめた。
体験版を3分ぐらいやればわかる通り、どっちかというとMなひと向けのゲームだと思う。ただそれは日常的に変態扱いされたり罵倒されたりするのが受け入れられないと厳しいだろうなーという理由からで、Hシーンにおいては受けシチュと呼べるものは公式サイトのサンプルにあるものぐらいなので、そこに期待して買うのはどうかなーと思います。
エロは質はともかく量は一般的な萌えゲーと比べてかなり多く、お気に入りのヒロインがいるなら一つは気に入るシーンがあるんじゃないかと思う。個人的にはサンプルCGにもある椿に責められるシーンが良かった。CGについてはヒロインの表情とか肉体はなかなか良いと思うんだけど、ちんこの描き方がよくないのかどうも本番では挿入感が薄いしフェラでは舐め咥えの描写が弱い。あと妙に赤い。
あと破瓜の差分が貫通の一瞬だけですぐに消えてしまうんですけど、個人的には血が苦手なんでプラスポイントとして受け止められました。