プレイ後に温かな気持ちになれました。
さすがは、あるてみす。
シナリオ、グラフィック、BGMと高水準にまとまっていました。
さすがは、天姫あめ。
伏線を全体に散りばめるシナリオ構成力は見事の一言。
それでいて最後に全て回収しきってます。
また、突飛津すべき点としてテキストの質が半端なくあがってました。
特に沙姫のボケに対する智一のツッコミは最高にセンスあると思います。
この部分は他の方々も褒めてらっしゃるので、間違いないかと。
癖がある文体のため好き嫌いが別れそうですが。
しかし、この人は本当に何で同人にいるんでしょう?
3連続で質の高いシナリオを書かれているのだから、もはやマグレではなく才能でしょう。
こういう才能を、埋もれさせておくにはおしい。
大勢の人にプレイしてもらえる商業に進出してほしいものです。
当然ながら、グラフィックもハイクオリティかつ繊細でとても美しいです。
シナリオ部分だけではなくグラフィックスタッフも相当実力がある人が担当されているにでしょう。
※調べたらライアーソフトなどで活躍されている原画様が塗っていて驚愕
ただ、前作よりもエロさや卑猥さがあまり感じられませんでした。きれいだけどお上品過ぎるというか。
これは組まれている原画家が変わった影響とか、私好みのエロシーンが薄かったからかもしれませんが。
難点としては、既読スキップ機能が使えたり使えなかったりとシステムがすごく使いにくかった。
次回作のときにはシステム面も強化していただきたい。
総評。
キャッチフレーズ通り「それは、まるで、粉雪のようなはかなく切ない冬恋物語」でした。
しかし、低価格同人で売るには惜しい作品を出され続けますね。
天姫あめ氏を筆頭に、実力があるスタッフが揃っているのだからフルプライスを作っていただきたいところです。そうして、我々を楽しませてください。
あと、特典もついてきますが小冊子のほうをオススメします。
その後の3人のお話は、やはりとても温かかった。