テキストが痛々しいのとタイトルにもなっている夏服要素がほとんど感じられない
同ブランドの生イキ痴漢電車が非常に良作だったので他の痴漢物作品にも手を出してみたのだが･･･個人的には本作は少々難のある作品であった。CGは依然としてクオリティが高かったのだが問題点として一言感想に記載した点が挙げられる。
まず今作は痴漢である主人公目線で展開される。主人公は神の手の持ち主であり、主人公に触られた女性はもれなく性的に感じてしまうというチート設定が為されている。･･･そんな能力の持ち主なので痴漢という題材にも関わらず女性の方から行為を求めてくるという体たらくである。メインヒロインも最初こそ嫌がるがすぐに主人公の言いなりになってしまう。
･･･痴漢物に一家言があるわけではないが、本作はただセックスする場所が電車内というだけで特段痴漢物という特色を出せていなかったように感じる。またタイトルの夏服という要素もほとんど活かせてなかった。ヒロインの服装が夏服というだけでは活かせているとは言えないだろう。夏服という薄着ならではの表現などを入れてほしかったところだ。
そしてある種一番気になったのは主人公のテキストや言動の痛々しさである。自身のことを王者だの帝王だの宣う痛々しい主人公と一緒になってゲームをプレイしなければならなかったのは中々厳しいものがあった。
CGや声優などはハイクオリティであったのだが、個人的には生イキ痴漢電車には及ばない出来であった。