泣きゲーではないが、好みが合えばリトバス以上の作品に化ける
一言で言うと、好みが合えば神ゲー、合わなければどうでもいい話です。
奇想転結の想と転の間がすごくひらいてるので、数時間のプレイでは何の話なのかまったく掴めませんでした。
また、シナリオの方向性が個性的なので、keyブランドでよくある、家族や友達の暖かみや悲しみを中心としたシナリオを期待してプレイするのであれば注意が必要です。
もちろん愛や友情を感じることができる部分は何度もありましたが、そこが中心ではありません。
正直ヒロインルートをやっただけではモヤモヤが残って終わるだけで、まったく面白くないです。私もヒロインルートの段階では「薄っすい中二病シナリオだなぁ・・・」と投げ出したくなりましたが、オールクリアして納得がいきました。
どういうことかは是非最後までプレイして確かめてみてください。
途中までやって投げてしまったらもったいない作品です。
私はボイスを全部しっかり聞きたい派ということもありますが、オールクリアするまでに膨大な時間がかかりました。各ヒロインルートも長めで、やっと突入する隠しルートが本編でさらに長いです。本編に突入する為に必要な回収要素もかなりめんどくさい仕様なので、腰を据えてじっくりプレイする時間があるときに一気に進めるのが良いかと思います。