タイトル通り、小麦色の肌を堪能することができた
そんなわけで。小麦とソルトがかわいかった。
小麦は小倉結衣、ソルトはあじ秋刀魚の声が耳に心地良かった。真奈の遠野そよぎ、ジュン子のかわしまりのも好きな声優ではある。
結局、このゲームにおける僕のヒロインに対する好みは、原画家に対する好みが顕在したものだろう。小麦・ソルト担当の坂上海が描くはっきりした線(表情)の方が、真奈・ジュン子担当の有栖川千里が描く柔和なライン(表情)よりも気に入った。もしかしたら塗りの問題かもしれない。
このゲームではかなりの頻度で淫語が発話されるのだが、淫語を発することへの羞恥はヒロインからあまり感じられない。自身が置かれている状況自体への恥じらいは見て取れるので、小麦の乱れ方にはやや引きながらも萌えられた。
主人公はヒロインとの行為中も語尾に「♪」を付けるタイプで、そのノリが欝陶しくなることもあった。けれど、基本的には良心的な人物だったので取り立てて悪い評価は付けない。友人キャラである天牙も、バカでエロかったが主人公との友情は厚かったので、そういう意味では見ていて気持ちがよかった。
ワイド画面のエロゲでは、Hシーンの構図が表示領域の広さを生かすようなものになることが多い気がする。このゲームも例に漏れない。女体を大きく表示させるために、ウインドウに対して斜めになるような配置をされると、やや不自然な感じがすることもある。ワイドだからといって無理に画面内における女体の表示領域を増やさなくてもよいと思う。
アニメーションは総じて良く動く。一番驚いたのは、ハーレムルートにおいて表現された、「物欲しそうにひくつく腰」のアニメだ。エロゲの中で男性器に突かれていない女性の腰を動かすという試みは、あまり例がないのではないだろうか。これがなかなかに淫靡だったのが印象に残っている。