森崎さんのファンとしては不満。同じことの繰り返し。前作のハピメア無印で森崎さんがやりたいことはやり尽くしてた感じ。
森崎亮人ファンとしてはこの作品つくるなら新作つくってほしいって思った。キスアトで示した新しい学園モノの方向性を広げるでも良かったし、新作ファンタジーつくるのでもよかった。森崎さんが今作で繰り返しをやっているだけってことに気付いてないわけがないし、だとすればそれが意図的なものであると推測もできるけど、そこからなにか新しいものを得られるほどに俺の感性は鋭くなかった。一周して終わらない世界への絶望感を見せたかったのかと穿った見方をしてみたが、それは森崎さんが発するテーマ性とは合わないから違うだろうし。繰り返される世界で同じことを何度も同じ相手に説明しなければならないことで人間のままならなさを伝えたかったのかとか有りっちゃありだが、普通にねえ。相手を理解しているようで言われたことを全部覚えてるわけでもないし、相手のことを理解しきれてるわけでもない。結局、ありすと有子のように自分自身のことでも全て理解できているわけでもない。
相互理解など不可能だ、というすごくドライな前提を徹底的に理解させるための物語に結果的になってて、そんなのファンだったら当たり前の前提だしなんだかねーと。透が言うこともやることも基本的に同じだから、物語に関してはいつも通りで構造的な快楽はあったけど、プラスアルファはなく。
弥生とか景子とかゆーことか俺好みのめっちゃかわいい子といちゃいちゃするのが楽しいイチャラブゲーになってて、それはらしくはあるんだけど物語としての満足度は低い。そもそもセックスの回数が多いことから抜きゲーてきな位置でつくられている気もするし、なんちゅーかままならないっちゅーか欲求不満っちゅーか。ハードル上げすぎたこっちが悪いんすけどね
ままならん