小物界の大物
大雑把に言うと、媚薬で女を堕として権力者に提供し、取り立ててもらおうとする話。
社長や国王やその他組織のトップに自ら就いたり、黒幕として実験を握るエロゲ主人公も珍しくない中、「やったね、権力の末端に連なれるよ!」というのは程よい小物感。
ゲーム的にはどのヒロインを堕とすか決め、その後は実質一本道。
(各ヒロインごとに2つのエンディングがありますが、分岐するのは最後ですので)
1度のゲームにつき攻略するヒロインは一人だけなので、たとえばヒロインAとBをある程度堕とすと特殊なイベント発生、というような展開はないです。
(複数ヒロインでのエロシーン自体は存在します)
媚薬の効果が抜群なのか、堕とすのに失敗するようなことはありません。
面倒な攻略が不要でいい、とポジティブな捉え方もできますが、正直どのヒロインも基本的なナガレが同じようなものなので、2,3人もクリアすると飽きてくるような…
(なので、よさげなヒロインがいたら後回しにしないほうがいいかもです)
さて、ヒロインごとの2種類のエンドですが、ひとつは当初の目的どおりにヒロインを献上し、ヒロインがメタメタにされるというもの。
で、もうひとつのエンドはというと、主人公とそのヒロインとのハッピーエンド、とは限りません。
リョジョークゲーでもヒロインは主人公のものであるべき!という人には厳しいかも。
また、ヒロイン全員堕とあいて大乱交スマッシュシスターズ!、な展開もなし。
姉妹ブランドの僕がサダメ 君には翼を。でも思ったのですが、トゥルーでグランドなエンディングがあったらよかったです。
後はまぁよく言われているように、やたら衣装が脱がされるのはどういうことかと。
個人的はそこまで着衣にこだわるわけではないのですが、ゲームのコンセプトに関わることなのでこれは問題でしょう。
細かいところではファティマをノーパンローターでステージでダンスさせて、これからこれでせめていくのかと思ったら、次にはあっさり拉致してアルェーと拍子抜け。
どこか全体的に物足りないゲームでした。
非ロリの金田まさんは好きです。