これはいい洗脳ゲーですね。というかストックホルム症候群? BADENDが悪趣味でいい。
肉体に対する快楽でヒロインを堕としていくのではなくて、主人公に依存する環境を作り出して心を開かせていく展開になっているのがちょっと不満。
理性が残ったままで肉体は抗えない、という展開を期待していました。
しかし、心を開いていく描写自体は調教の進度具合とうまくリンクしていて実に丁寧。
精神面の変化をメインに描いているせいか調教シーンの自由度が低いことになっています。
チャプターごとに選べる内容がほぼ決まっていて、調教を施しているといった満足感はあまり得られません。
普通のアドベンチャー形式でも良かった気もします。
HAPPYENDはおまけにすぎません。
雰囲気に反して温すぎました。
BADENDの方が光っています。
リディアルートではオチがわかって今ひとつというところですが、残り二人はゾクゾクしました。
特にヒルダは種明かしをして絶望させ堕とす展開が非常に悪趣味で、期待にたがわず「これぞBADEND」と言えるものでした。
BADENDこそが正規ENDでしょう。