日常シーンがワンパターンで面白くない。挫折しましたかなんとか最後までプレイ。最後の章以外が致命的につまらない。ラストは普通に面白いんですけどね。
主人公が女性にちょかい出す→ヒロインがキレて暴力を振るおうとする→主人公謝る
日常のギャグシーンは毎度これ。ヒロインが怪力を使える伏線かと思いましたがあまり重要でもなかったです。
半年ぐらい前にまたギブアップしましたがプレイと平行してレビューしていきます。
AndroidではなくPC版でプレイです。できるだけネタバレはしないように心掛けたつもりです。
●シナリオ
千夜の章は都市伝説ホラーと言った感じ。伏線のような設定と会話が多く、雑学要素も多いです。
こよみの章はサイコホラーかつヤンデレ要素満載。――これヤンデレというよりメンヘラ……。
憂姫の章でやっと話の全体像が見えてきます。こっちの方がヤンデレしていますね。
指輪と写真の伏線はなるほどと思いました。それぐらいしか覚えていなかったのもありますが。
●絵、BGM、システム
絵は目が大きいですが慣れると気にならないです。長さの割に数は少ないですがCGはいいところで入ってくるので問題なし。立ち絵差分が少ないですが無料なので文句は言えません。
システムはNscripter製にしては割とよく出来ている方……ですがオンマウス領域がグラフィックよりも大きく、カーソルがmenuボタンの上にのっていないのにメニューが開くというめんどくささ。
●総評
序盤のつまらなさが致命的。ところどころに入る雑学要素もシナリオ水増しのために入れたのではないかと疑うレベルで要らない。
この手の作品って序盤がつまらなくても伏線や布石の存在を疑ってしまい、スキップ出来ないのが最大の欠点だと思います。序盤つまんない考察ゲーはどれだけ評価高くても苦痛でしかないです。二週目は面白いからって言われても一周目すらクリア出来ないんじゃ意味が無い。
ラスト2時間ぐらいは割と面白かっただけに序盤が本当に残念です。
点数を50点→60点に修正。主な減点理由は無駄な長さといまいちな雑学要素。(本編内でフォローが入っていますが後付感が否めない)
加点理由を挙げるならラストのどんでん返しと羽化への期待ですかね。
「鹿倉憂姫 CV : 田村ゆかり」――サンプルボイス聞くだけでじわじわきます。