読後の満足感
話の内容の面白さにヒロインにも萌えられてバランスがよかった。楽しめた。
ストーリーは、一部視点が転々としたり前後の繋がりが無理やりだったりして…若干難しさも感じたけど、続きが気になる内容だったから止まらずにプレイできたことが評価高い。
まず、物語の起点ともなり主軸ともなっていた、「日常」と「非日常」というテーマが大変良かった。
個人的な好みで、平凡な日常を嫌っている主人公にとても共感できるというのもある。
今回のストーリーでは、あれほど懇願していた非日常を手に入れ、生活してきた主人公が、この世界で出会った愛する人と、非日常どちらを選ぶかと問われた際に迷わず愛する人と回答したところがとてもとてもよかった。
恋愛とか、愛する人にしか解決できないことだなって思った。
また、しずかが明人を追って島に行ったのも、しずかが非日常の人間だったからっていうのもあると思って。たとえば平凡な日常の人間だったらさ、自分の生活とか安全面・地位を放り出してまで一緒に過ごしたいだなんて思わないと思うんだよね。普通だからこそ、最低限の普通を守り抜くと思うんだ。けどしずかは「日常」を求めていたからこそ、好きな人と過ごしたい今を、他のすべてを投げ捨ててでも選べたんだと思う。
自分がそんなことはできないからこそすごく美しい気持ちだなと思う。
また、美月がすごくかうぁいかったです！！！ちゅき
ちょっと名前がごっちゃになって忘れちゃったけど、しずかのクローン元の母親かな。
（クローン云々のところがちょっと理解足りてなくて汗）
レオンが、病気を治すっていう目的に囚われてしまっていたこととか、それに最後に気づいて、最後、彼女が本当にしたかったこと、ただ好きな人と一緒に過ごして死ぬっていうのがすごく切なかったけど、良かった本当に・・・。
ねこねこの作品は3本目かな？だけどどれも物語としての魅力があって、読んだ後に「読んでよかった」と思わせてくれる作品で、スカーレットも、プレイできてよかったです。