純愛・家族・スポコンがごっちゃになった作品
クリア順は美紗(先生)→翠→ひなこ→理香子
シナリオ・キャラ総じてよかった順に
ひなこ・理香子>>翠>>美紗
↓ ネタバレあり
【美紗√】 主人公が通う学校の教師。料理部の顧問。とくに学校内での関わり合いはなかったが、理香子が料理部に属したことからすこしずつ接点を持ち始める。
この√のキーパーソンとなる人物が、美紗が連れている子供”ねね”である。
主人公が迷子のねねを先生に届けるところから、深く関わり合うようになっていくと、
ねねが先生の実の子ではなく、兄の子であるということが発覚する。
※もちろん先生は未婚で処女でおまけに恋愛経験もなし。
(泥沼展開を煽っておきながら結局処女廚でうんざry)
全√共通して、夏休み前の補修勉強を誰に見てもらうかで分岐する。
美紗√は確か・・・勉強を見てもらう過程で先生の家に出入りし、泥酔した先生を目の前に告白するが先生は寝ており返事をもらえなかった。かと思いきや次の日「全部聞こえていた」と白状され二人はセックス恋人関係になってセックスをする。
それからいっぱいセックスした。
しかし、夏休みが終わるのを前に先生から別れを告げられる。
理由は単純で、明日から学校生活がまた始まるから、教師と生徒という関係に戻るため。
主人公はそれを受け容れる。
先生は、兼ねてより親に言われていた通りお見合い結婚をすることにする。
しかし、ねねは二人が別れたことを”自分のせい”と思い込む。
また、反発せず受け容れてしまった主人公には親友くんが喝入れ、また
ねねを通して美紗の「本当は主人公と一緒にいたい」という気持ちを知る。
主人公とねねは二人揃って美紗のお見合いの場へ行き、ぶち壊しにする。
三人は、形としては歪んでいるが立派な愛情をもった”家族””夫婦””親子”として幸せな人生を送りましたとさ終了。
・ダメだった点
シナリオの解像度が低く感情移入できない。淡々とプロットを見せられている感じ。
教師と生徒という関係性と、歪んだ家族のかたちがどっちもそこそこに描かれている。微妙。
【翠√】元気はつらつな親友。
共通の親友の片想いにおせっかいを焼くところから始まる。
結局その二人はうまくいかなかったが、その隙に自分たちは初エッチを野外で済ませる。
彼氏彼女でもない、気の置ける友人同士のなし崩しエッチは最高でした。
そこからお互い男女としての意識を明確にしていき、恋人同士になる。
翠がエロかわいくてサイコー。
夏休みも終わり、主人公たちはサッカー部に復帰することになる。
翠はもともとマネージャーだが、現状、自分ができることをするだけでは、夢を追いかける主人公たちと肩を並べて歩けないと思ったらしく(後日談)、頑なに一人サッカー部に戻るのを拒否する。
☆理解できないポイント↑
主人公は翠を不審に思う。(そりゃそうw)会えない日が続く。久々に会えた日、二人で歩いていると、チャラい男(他校のサッカー部)に話しかけられる。翠の地元絡みで、昔の男のように醸し出される。
噂では、翠はその男に玉砕した過去があるとか・・・。
翠のマネージャー復帰の話が出ると、嫉妬した後輩マネージャーは翠が主人公とその親友に二股かけているといううわさを流し、翠は一部女子から非難を受ける。
翠の暗い過去が明らかになる(正直内容が薄くて覚えてない)
☆唐突ないじめ展開w
翠から、サッカー部に復帰しなかった理由と、自分がチャラい男に告白された側で振ったから恨まれているのだという話を聞かされる。
(男がいた影をチラつかせといて”君が初めてだよ”っていう展開持ってくるの多くて草。)
復帰の理由を聞かせなかったのは、夢を先に語って満足したくなかったからだそうです。
チャラ男の属する他校のサッカーチームから練習試合の申し込みがあり、主人公と親友の見事なペアプレイで勝利する。ここだけやけにスポコンで泣きそうだった。どういうこと。
epilogue 大学に通いながら主人公のサポートを続ける幸せな日々。
・よかった点
翠のキャラ性、Hシーン、サッカーの描写
・ダメだった点
不自然な展開
あと、最後、試合に勝った後翠がチャラ男にむかってするどや顔発言がきしょかった。
【ひなこ√】幼いころから一緒で、一度疎遠になったものの、幼馴染のお姉ちゃんのような大切な存在。
翠√の後にやって正解。自分が好きなのは主人公なのに、あろうことかその主人公に、他の男(主人公の親友)との恋仲を急かされる・・・。
おっとりしている性格で、うまく自分の気持ちを表現できずに切なく苦しむ姿が愛らしかった。
別の男に告白されたことをきっかけに主人公への気持ちを打ち明け、主人公の親友たちもそれを応援する姿勢になり、二人はデートすることに。告白し、晴れて恋人に。
ひなこは今までの想いを解放するかのように、欲望に忠実に主人公を求める。その姿がとても可愛く、余計なものは何もない、ただただエッチで可愛かった。
後日談も最高で一つ√を選ぶならこれかな。
・ダメだった点
初体験が水中で萎えたwww
【理香子√】片親違いの血の繋がった姉。
キーパーソンは母親と主人公の妹。
ちょっとあらすじを全部書くのがめんどくさい・・・
人間的に理香子を理解することが難しかったので、途中から思考を変え、自分は主人公そのものであるという意識を持つといろいろと楽しめた。(ゆーて前半だけかな)
つまり、理香子は可愛くて気まぐれで自分勝手な女子そのもので、そう考えるとよりリアルさも増す。
雷の中、怖がる理香子をなだめているとなし崩し的にエッチをしてしまう。(このへん最高)
けど自分たちは姉弟で・・・好きになってはいけないと思いつつも女の子として求めてしまう、という葛藤の描写がよかった。
恋仲になった二人だったが、主人公は理香子に高価なプレゼントを贈るべく、連日バイトに励むようになる。
そのせいで理香子には寂しい想いをさせることに。
二人はすれ違いを繰り返し、理香子から最後の想い出にといつも来ていたホテルを尋ねる。
その帰りに二人は教師に見つかり、理香子は停学・主人公は無期停学に。
当然母親にもバレ、母親は反動で飲んだくれる。
けれどそこで、理香子への想いや、主人公や妹に対して育児放棄をしていた理由などを聞かされる。
主人公の家の歪んだ家族関係が更生されるきっかけとなった。
理香子のことは、理香子の昔の友人の協力もあって、家出しているところを納得させ連れ戻すことに成功し、
家族としてまた迎え入れる。
母親が出した条件(主人公はサッカーを諦めないために転校)を飲み、二人は遠距離恋愛を続ける。
epilogueもいまだ高校生の状態なので、その先はわからない。
・よかった点
母親への共感、わがままで生身な女の子である理香子のキャラ性
・ダメな点
他はあまり感情移入しづらいので設定を生かせていないと感じた。