春告
個人的には終盤以外、話のテンポも良く、萌え、笑い、伝奇といった様々な要素を含みながら飽きることなくプレイし続けられた。
しかし二周目のラストでもうクライマックスへ向かうと思ったところでまた最初からになってしまい非常にダレた。
繰り返す会話や既に見た文章が多くなってしまい、意味があるものもあったが退屈な場面ばかりで自分の知りたい真相の話はなかなか出てこない。非常にストレスだった。そこまでのストーリーはテンポの良さをかなり高評価していたために残念だった。
また、終盤で笹丸が若に対し、世界を繰り返してくれたことが嬉しいわけがないと言ったがお前は繰り返された世界線でひよと結ばれてるけどそれはどういうことなのと突っ込みたくなる。
そしてメインヒロインのひよを自分があまり推せなかったことも大きかった。
まず一周目。アララギと主人公が結ばれると一瞬、ひよが泣くシーンが映る。
しかしその後、すぐに、”ひよと結ばれるルート”に強制送還されてしまう。
非常にもったいないしアララギ推しの自分にとっては鬼畜の所業だった。
また、ひよは陰で主人公を支え続け、自らそれを主人公にアピールすることはしない。
作中でひよも言っていたが、「私は私がかわいいだけだ」と。まさにそう感じてしまうことが多く嫌悪感が拭えなかった。最初はすごくすごく美しいと思っていたのになんだかどんどん嫌になっていった。
あの素晴らしく可愛く描かれたイラストがなければ嫌いになっていたかもしれない。
なんだかひよは「怖い」のだ。
樫春告と、人怜人の初体験と、アララギがひよの寝ている隙に主人公とイチャラブhする絵を描きたくなった。