良くも悪くもギャグ主体のミニキャラバトルゲーム。
※注意
ここから先の文章はFate/EXTELLAとFGOによってTYPE-MOONに失望し、
Fate/EXTRAシリーズのキャラクターは好きだけどTYPE-MOONの事は嫌悪する、
そんな一個人の独断と偏見に満ちた駄文です。
正直見辛い所も多々ありますし、恨み節の偏見な所も大分ありますが、
それでも良ければご覧ください。
Fate/staynight、及びFate/hollow atraxiaのファンディスクに相当する作品。
サルゲッチュ系やひぐらしのなく頃にのスピンオフ作品などにもある、
この時期に割と見たミニキャラバトルゲームであり、
シナリオ面に関しては、
同じFateシリーズにおける花札系タイトルや、
TYPE-MOON系作品の雑誌付録などで出たドラマCD、
アニメで言えば「カーニバル・ファンタズム」などの様な良くも悪くもギャグ主体のストーリーとなっている。
ゲーム性に関しては良く言えばシンプルだし、悪く言えば単調なゲームであり、
キャラクターごとに多少の性能の差はあれど、
基本的には攻撃を連打して押しの一手で倒すか、アイテムを取って必殺技は使うかで簡単に相手を倒せてしまう。
一応、その辺を縛るルールもあるにはあるし、
中には性能が物凄く貧弱なキャラクターもいたりもするのですが、
総合的に見ると、ゲームとしてはややバランスが悪い感もある。
TYPE-MOON作品に酔っていた頃は本作の様な明るい作風のゲーム作品を求めていたが、
FGOやEXTELLAなどの影響で酔いが醒めてからは、
設定崩壊やシナリオライターの玩具にされるキャラクター達など、
本作もまたTYPE-MOONの悪ノリが見える作品の1つであると思えるし、
褒められるところもあるが、どちらかと言うと否定的な目で見てしまう所もあるし、
特にFGOのせいで見ただけで嫌悪感を抱くキャラクターまで出てしまった事は、
TYPE-MOONの大罪の一つであると言えます。
◎主な登場キャラ
○セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)
当時のアンソロジーコミックなどでもよく描かれていた腹ペコキャラが強調され、
自身のシナリオではとある事情から衛宮家の食卓が混沌と化した事から、美味しいご飯を取り戻すために戦う。
その一方で、空腹のあまり、何人か八つ当たり的にぶっ倒してしまう一幕も。
(主な被害者は真アサシンとかランサーとかギルガメッシュとか。)
また、他のシナリオでは真面目に士郎のサーヴァントをしていたり、
普段はあんまり仲が良くない印象があるギルガメッシュと一緒に縁側にいたりする一幕もある。
なお、悪堕ち形態であるセイバーオルタ(アルトリア・オルタ)は、
本作では別存在として登場する印象が強い。
○セイバーオルタ(アルトリア・オルタ)
アホ毛が無くてジャンクフード大好きな暴君と化したアルトリア。毒舌も鋭い。
自身のシナリオでは別存在的に現れたアルトリアを倒して真のアルトリアとなり、士郎とアーチャーに風呂プリンを作らせた。
また、staynightのHFルートの様に黒桜の配下になっていたりもしたが、
黒桜に対して痛烈な言葉を向けるなど、決して従順ではない様子。
○衛宮 士郎
苦労人かつツッコミ役な原作の主人公。
ギャグ時空という事もあってか、一部のハーレム系主人公的なニブさを存分に発揮しつつ、
他のキャラクター達に振る舞わされる苦労人ぶりを見せる。
○アーチャー(エミヤ シロウ)
とりあえず今回の騒乱に対して(一方的かつ独善的な)武力介入を行い解決していく正義の味方。
原作の名言を某絵本のバターと化した虎をネタとして絡めて自ら台無しにする一幕も。
○遠坂 凛
うっかりさんなツンデレ系宝石魔術師。
自身のシナリオでは、 安定のうっかりスキルを発動した結果、
ただでさえ控えめな(普乳くらいな)胸がぺったんこになって貧乳化した上に、
とある事情と発想からメガネを布教しまくる事になってしまう。
ギャグなノリが強く、氷室の天地の作者に憑依されたキャラクターその1。
○ライダー(メドゥーサ)
紛う事なき蛇な一面も見せる間桐家のサーヴァント。
自分が長身かつ巨乳(凜曰く女性として恵まれたスタイル)である事にコンプレックスを抱いており、
それを少しでも解消する為のアイテムが彼女と凛のシナリオの中心となっている。
ただ、シナリオの流れ以上に氷室の天地の作者が憑りついた様にメガネに対する拘りがすごい所がある。
(例えば慎二がメガネを愚弄したらガチギレした。)
凜と同様に氷室の天地の作者に憑依されたキャラクターその2
メドゥーサにとってはコンプレックスであるスタイルの良さについては個人的にはそれなりに好みであったが、
他作品出典系の客将サーヴァントとして出演したFate/EXTELLAのサブシナリオにおいて、
Fate/EXTRAシリーズの主人公(岸波 白野)をキャスター(玉藻の前)からNTRする様なオチを飾った点で、
多少なりとも印象が悪くなった。
○間桐 桜
後輩系でヤンデレでダークな妹属性キャラ。
hollowatraxiaと同様に清楚さの中に黒い所を見せ、
義兄が大変な事になってもスルーしようとしたり、ライダーと共に不埒な野望を抱く義兄に天誅を下したりする。
○黒桜
シリアス的にもギャグ的にも真っ黒に染まった桜。
自身のシナリオでは最終的に逆ハーレムを築く反面、
本作には黒さが足りないと彼女を召喚してしまった大河への「ご褒美」は非常に怖い。
凜のシナリオでは、凜の妄想の中でツルペタ貧乳になった姉(凜)の事を嘲笑していた。
その一方で、当時の人気投票において桜が6位であった事から、
アルトリア・オルタから「6位の分際」と毒舌を向けられてしまう一幕も。
・間桐 慎二
原作だと間桐家の呪縛などから色々と歪んでしまった士郎の同級生。
ギャグシナリオ補正でナルシストさに磨きが掛かり、花札と同様に色々な意味で非常にウザい。
ただ、戦闘で勝ってもイベントで負ける(悲しくも無い)運命にある。
とあるシナリオでは旧キン肉マンの七人の悪魔超人編のミートくんの様に分割されてしまい、
1つ1つはCCCの「まるごし慎二くん(間桐 慎二風コケシ型ゴミ箱)」にも通じるデフォルメされた人形の様な姿なのでグロくは無いが、
放置プレイに処そうとした桜とメドゥーサをどうにか説得して元の姿に戻る為に彼女達を走り回らせた。
・真アサシン(呪腕のハサン)
恐るべき暗殺者の筈なのに、花札系と同様にただの人のいい家政夫となっている。
異形の腕をしてるのに、不気味なマスクをしているのに、
同じハサンでもZeroの百貌や蒼銀のフラグメンツの静謐の方がどう考えてもまともな人型なのに、
「最近は冬木市も外国人が増えた」
と言う理由で冬木市内でナチュラルに買い物している。
(流石にアルトリアも彼がナチュラルに出歩ている事に驚いたりしていた。)
・バーサーカー(ヘラクレス)
イリヤを守護する狂戦士。
自身のシナリオでは普通に人語を喋れるようになる。しかも 超紳士。
(後発の作品によると実は狂化してない素の状態も結構紳士的な人柄らしい。)
実は「履いてない」属性である事をカミングアウトした他、
分かり易いパロディと言うかそのまんまなパクリと言うかなネタが目立ち、
例えばジョジョの奇妙な冒険シリーズのネタだと、
何やかんやあって慎二とズッキュウゥーン!(キス)しちゃったり、
その直後に泥水で口を漱いだり、
その怒りで慎二が泣いて謝るまで殴るのを止めなかったりするし、
他のシナリオでは(記憶が不確かなのでアッパーの方だったかもしれないが)、
魔法少女リリカルなのはStrikersにおける高町なのはの印象的な台詞である、
「少し、頭、冷やそうか。」
をそのまんま言ったりしている。
・イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
虎聖杯の出現によってある意味では一番得している合法ロリ。
シナリオによっては道場的なノリで大河と組んでる事も少なくないが、
その一方で人語を喋れる様になったヘラクレスに驚愕したりもする。
続編のタイガーころしあむアッパーでは、一種のハッピーエンドを迎える事になる。
・キャスター(メディア)
夫の職場に行くためなら学生服を纏ったJK姿になる事すら辞さない若奥様。
フィギュア職人としての腕前はギルガメッシュも感服するほど。
・葛木 宗一郎
基本ギャグなタイガーころしあむシリーズにおいて1人だけシリアスを行く暗殺拳の使い手にして教師。
しかし、彼のシナリオは愛する妻の為に戦う熱い漢の物語であり、エンディングも感動的なハッピーエンドである。
・アサシン(佐々木 小次郎)
とある山門の守護をする武士。
虎聖杯の影響で山門から動けない戒めが解けたため、自由にぶらりと冬木市を巡りつつ、ついでにナンパに勤しむ。
・ランサー(FGOで負ったトラウマの為、真名は書きません。)
ただの気風のいいお兄さんだが、何かと災難に見舞われる大変な苦労人。
とりあえずゲッシュ的にホットドッグはNGらしい。
個人的にはFGOで負ったトラウマ的に、
ぜひ言峰の望みは叶って欲しかったと思うし、
FGO以前は悲惨な役回りを一手に引き受けた絶対の死の運命から逃れられないカーニバルファンタズムの扱いを少しは悲惨に思えたが、
それもFGOでTYPE-MOONなどの公式側が犯した嫁ネロ惨殺と言う大罪の前に吹っ飛び、
個人的には、その元凶となったシナリオライターとそのシナリオを通した編集側やTYPE-MOON側などの公式も含めて、
ジョジョの奇妙な冒険シリーズの第5部のラスボスみたいな末路になって欲しいと思うくらい憎悪と怨恨の対象となっている。
・ギルガメッシュ
セイバーの事を俺の嫁と言って憚らない金ぴか暴君。
だが今回の騒動を引き起こした元凶たる虎聖杯に対しては王としての厳然とした姿と貫禄を見せる。
ある意味では後にCCCでも見せる主役サイドとしてのギルガメッシュのカッコよさを描いていると言える。
・言峰 綺礼
hollow ataraxiaだと唯一死んだ事になっていたのに、
タイガーころしあむシリーズでは何故か普通に生きている。(と言うか復活している。)
ランサーのシナリオでは愉悦の為(ランサーに死ぬまでホットドッグを食べさせる為)に虎聖杯を手に入れようとしたり、
自分のシナリオでは何故か記憶喪失になった上にそれに付け込まれてサラリーマン姿のコスプレをさせられる。
(そしてアッパーでもこの時のサラリーマン姿をネタにされ、切嗣にもツッコまれた。)
・藤村 大河
本作で起きた騒動の元凶。
シナリオ次第ではあるが、時に何気ない願いで冬木市や衛宮家の食卓などを大混乱に陥れたり、
黒さが足りないと黒桜を召喚したり、
記憶喪失なことを良い事に言峰をサラリーマン姿にしたりと、
やりたい放題なトラブルメーカーな所が目立ち、
最終的には虎聖杯の始末などと合わせて成敗されたりする。
・カレン・オルテンシア
復活した言峰に教会を奪われてしまったドSシスター。
とりあえず手駒を集めるために冬木市を巡る。
・バゼット・フラガ・マクレミッツ
どうにも働き口が見つからない封印指定の執行者。
突如として開幕した虎聖杯を巡る戦いに参加する事に。
個人的にはプリズマ☆イリヤシリーズのせいで「少女をイジメる大人気ない大人、かっこ悪い」な悪印象が付いてしまった。