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haremloveさんのくのいち・咲夜「忍びし想いは恥辱に濡れて……」の長文感想

ユーザー
haremlove
ゲーム
くのいち・咲夜「忍びし想いは恥辱に濡れて……」
ブランド
ルネ
得点
75

一言コメント

ざっくり言えば戦乙女ヴァルキリーのくの一版。 くの一,和服属性が好きなら買いかも?

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

基本的なゲームシステムは同ブランドの「戦乙女ヴァルキリー」と全く同じ。
強いて違いを挙げるならシーン回想が見易く(と言うよりスタンダードな仕様)になり、
更に調教シーンとそれ以外のシーンが分離された事で調教シーンはそれオンリーで楽しめる様になっており、
これは後発の「戦乙女ヴァルキリー2」や「電脳侵犯・キサラギ参事官」などにも引き継がれます。

ヒロインごとの調教シーンの構成は、咲夜と蛍が夜調教、朱火が朝の奉仕と待機中となっていて、
構成に関しては「戦乙女ヴァルキリー」よりもむしろSILKY’Sの「姫騎士アンジェリカ」に近い。

悩み所としては、メインヒロイン3人の構成が巨乳系で統一されていて、普乳やつるぺたロリ系がいないのでレパートリーにやや欠ける点や、
咲夜に比べて蛍や朱火のHシーンが少ないのが残念。
特に蛍はシーン回想で3段階で進行するHシーンであるとは言え、同じ内容のヤツが3つあるし・・・。
また、3Pなどの複数人プレイに関しても、咲夜と蛍の組み合わせは多いが朱火が他のメインヒロインと絡むのが少ないのも残念。
ついでに、ツリー式調教システムを採用しているタイトルに共通して言えるが、シーンの回収が地味に面倒臭い。

簡潔に纏めると、
「戦乙女ヴァルキリー」よりもシーン回想が見やすくなった事でオカズとしての使い勝手の良さは上がった(標準的なものになった)一方で、
キャラのレパートリーは狭まっており、少々地味目になってしまっていると言える。
とは言え、くの一属性や和服属性は本作独自のものなので、それらの要素が好きなら買いかもしれない。