凌辱・調教系の作品とは一味違うイチャラブハーレム学園モノ。
○概要
ここ数年は全く音沙汰の無いBISHOPのイチャラブハーレム路線の作品。
インモラルエディションの方でプレイしましたが、基本は旧作と同じなので、ゲームそのものの感想はこちらに書き込みます。
イチャラブハーレム路線の作品はヒロイン達のエロさは他のBISHOP作品と同じですが、
BISHOPの定番である凌辱・調教系の作品とは雰囲気がガラッと変わっているのが特徴で、
インモラルな要素を含みつつ、ヒロイン達とイチャラブする純愛系の作風となっているのが大きな特徴です。
本作は総勢8人のヒロイン達とハーレム生活を送りつつ、
彼女達の中から誰を花嫁とするかを選択する中で彼女たちとセックスしたり、
時には複数のヒロイン達と3Pや4Pを繰り広げたりと、
正にハーレムなHシーンが展開します。
○特徴その1:Hシーンを盛り上げる「らぶえろシーン」
「らぶえろシーン」は主要なヒロイン達の処女喪失Hの際などに展開するシステムで、
Hシーンにおける責め方の選択肢が複数提示され、行動を選ぶ事でツリー式で発展する各選択肢に沿った展開のHシーンが楽しめます。
また、このシステム自体は近年のBISHOP作品である「修羅の痴漢道」のメイン要素である痴漢イベントのシステムとほぼ同じモノであり、
本作の「らぶえろシーン」は「修羅の痴漢道」の痴漢イベントの原型とも言えます。
○特徴その2:3Pや4Pによる複数のヒロイン達とのHシーンが展開する「えろチェインシステム」
「えろチェインシステム」は複数のヒロイン達と同時にHする複数人プレイに関連するシステムで、
ヒロイン達とのHイベントや日常イベントでの好感度上昇によってフラグを建てる事で3Pや4Pなどの複数人プレイが展開します。
3Pや4Pは複数のヒロインを同時に堪能できる上に、ハーレムエンドも含めれば様々なヒロイン達の組み合わせを楽しめるので、
ハーレムライフを主題とした本作を象徴するシステムであるとも言えます。
●難点その1:「らぶえろシーン」の差分が膨大で回収が大変。
「らぶえろシーン」は各選択肢の組み合わせに合わせて細かく変化するので膨大な差分が生じており、
それだけに差分の回収が大変になると言う難点があります。
(「らぶえろシーン」のCG1枚あたりの差分はモノによっては最近の差分が多めなHシーンの倍近くはあります。)
また、一部のヒロインにはそもそも最初から:「らぶえろシーン」が無かったりもするので、ここは少々残念です。
●難点その2:「えろチェインシステム」のフラグ管理が大変。
「えろチェインシステム」は様々な複数人プレイを堪能できると言う点では良いシステムなのですが、
ヒロインとHする順番や好感度の増減の管理など、フラグ管理の面で面倒な所があり、
「適当にやっていたら3Pイベントなどのフラグが折れていた」と言う事も少なからず発生します。
また、詳細は後述しますが本作自体が既に10年以上前の作品だけに、近作と比べた場合のゲームのインターフェース面の古さは如何ともし難く、
その点も相俟って本作のフラグ管理は結構大変です。
難点その3:ヒロインが多い分1人あたりのHシーンが少ない。
本作がBISHOP作品の中では10年以上前の古い作品と言う事もあるかもしれないですが、
ヒロイン1人あたりのシーン回想の数(H以外のイベントも含む)に関しては7シーン~9シーンと、
BISHOP作品の中では少ない方に入ります。
〔次点は近作の「課外授業」(1人あたり8シーン)や「修羅の痴漢道」(1人あたり9シーン)です。〕
本作は総勢8人のヒロインが登場するだけに、どうしてもシーン数の面で1人あたりが薄くなってしまった感は否めません。
また、ハーレムエンドはともかく、個別エンドの〆のシーンはセックスではなくデートなどの恋愛系イベントなので、
ここもエロさを求めると物足りない感があります。
(Hシーンは各ヒロインそれぞれ総シーン数から2,3シーン抜いたくらいなのでだいぶ少ないです。)
・難点その4:最近の作品と比べるとどうしても古さが見えてしまうCG
最近の作品と比べるのは酷な話ではありますが、CGの面に関してはどうしても10年以上前の作品であるが故の古さがあります。
CGや精液の塗りなどは特にその傾向が顕著であり、
また、BISHOP作品では数年前から定着している「射精時(精液発射)」と「射精後(精液着弾後)」で2段階以上に分けた差分も無い為、
最近の作品と比べてしまうと、この点も結構な物足りなさがあります。
(一応ヒロインの表情くらいなら射精時と射精後で差分はあります。)
・難点その5:今の目で見るとインターフェース面において判り辛さがある。
「三射面談」などの頃からのBISHOP作品ではイベントが発生するヒロインのアイコンの枠に色が付くなどの変化があり、
どのヒロインとのイベントがあるかが判るのですが、本作は1通りプレイした限りそうした変化が無く、
イベントが発生するヒロインもそうで無いヒロインもアイコンの表記は同じなので、
誰がどのタイミングでイベントが発生するのかがとても分かり辛いです。
○纏め:ハーレム感満載だけどゲームとしての古さがどうしてもある。
ゲームの特徴となるシステムは面白く、Hシーンもいい感じのモノが揃っている一方で、
如何せん本作そのものは10年以上前の作品なので、CGの塗りやシステムは古さが否めません。
現在では画面サイズの拡大に加えて陰毛とアナルの表現を追加したインモラルエディションが発売されたので、
これから本作をプレイする際にはそちらの方がオススメです。