新キャラ追加で更に豪華絢爛になった姫騎士学園バトルもの。でもやっぱり本編中にハーレムエンドがない・・・
前作とセットの豪華版で購入。
前作「ユニオリズムカルテット」の続編で、
前作の面子に加えて新メインヒロインのティアとセルフィ、新サブヒロインのステラ,アズサ,ユーリ,ミユキが加わり、
ヒロイン数は総勢18人と前作から更に豪華になっています。
加えて、新サブヒロイン4人を除く新メインヒロインと前作からの続投組の合わせて14人にはそれぞれ個別エンドが用意されており、
ゲームシステム面でも既読イベントのスキップ機能や、共通シーンでフラグをたてる事で終盤に個別エンドに分岐する様になるなど、
共通シーンやその中のバトルシーンがとにかく煩わしいくらい長かった前作から大分遊びやすく改善されています。
Hシーンは前作同様に非常にエロく、個別エンドごとに各ヒロインとのHが楽しめる。
また、CG鑑賞では前作にもあった連続したHシーンの後半戦の汁無し差分が本作でも健在なのも良かったです。
難点としては、ゲーム本編中に関しても、ヒロインの数が増えた分、1人あたりのHシーンの数が、
ティアが6シーン、セルフィと前作メインヒロイン組+前作サブヒロインのマリエルが各5シーン、
マリエルと珠緒を除く前作サブヒロイン組が各4シーン、珠緒が3シーン、個別エンドがない新サブヒロイン組が各1シーン、
となっており、
ぶっちゃけシルヴェリア以外の前作メインヒロイン組は前作よりもHシーンが1つ少なくなっています。
これに関してはヒロインが前作よりも増えたと言う事情もあるので千歩譲って大目に見ますが、
それでも前作同様Hシーンが個別エンド突入後に集中している事もあって相変わらず物足りなさを感じます。
加えて、姫騎士学園ものというコンセプト的に本作は制服や戦闘服などを着たままのコスプレH要素も魅力なのですが、
キャラやHシーンによってはすぐに全部脱いじゃうので、その魅力を活かし切れていない印象があります。
(特に十兵衛は本作のHシーンでは全て最初から全裸なのが非常に惜しい・・・。)
また、相変わらずゲーム本編中には3Pなどの複数人プレイやハーレムエンドが無く、
予約特典かつ後日配信の「お返しコンテンツ」に回しているのは個人的に前作同様憤りを感じます。
しかも本作の場合、豪華版に付属する前作の方はハーレムパッチ開放済みなので、
前作に関しては予約特典を入手できなかった人がハーレム込みの完全版を手に入れられる機会が得られた反面、
相変わらず予約特典商法で様子見勢や後から買いたくなった勢を切り捨てつつ、予約で客を釣り上げている印象があります。
ついでに、お返しコンテンツもゲーム発売から大分遅れての配信なので非常に焦らされました。
そして、そのお返しコンテンツもHシーン自体は良かったですが、内容的には不満も少なからずあります。
お返しコンテンツのHシーンは全部で5つであり。
その組み合わせは、
・ティア&セルフィ
・ユリナ&シルヴェリア
・ユリナ&マリエル
・天音&ミナモ
・レミリア&セレーネ
となっており、それ以外のメンツはありませんでした。
やたら待たされた上にいざ蓋を開けてみればメイン・サブの両方が総登場した前作のハーレムパッチと比べて豪華さの面で見劣りしますし、
全て3Pと言うのも個人的にハーレムというには物足りなかったです。
(まあ、公式サイト上では組み合わせHと言うくらいしか言ってませんでしたが・・・。)
また、一部のHシーンのCGは挿入中ずっと局部にカットインが被るというのも個人的にあまり好ましくなかったです。
(カットイン自体は挿入中の局部のアップですが、被りっぱなしと言うのが頂けない。)
結論から言えば、
「3Pオンリーなのは一万歩譲るが、全員分の組み合わせを用意した上で最初から本体に入れといて欲しかった。」
と言うのが正直な感想でした。
こうした早期購入者限定特典は、メーカーにとっては高い初回売り上げを見込めるでしょうが、
後からゲームに興味を持ち、DL期間を過ぎてから購入し、そうした特典シナリオにも興味を持った人の事を全く考慮していません。
ハッキリと言ってしまえば、
こうした早期購入限定特典などと言うモノは、後日の有料DLC配信まで含めてすべき事であり、
ただ初回の売り切りで済ませるのは、初回売り上げだけしか頭に無く、後からの購入者層が頭に入っていない、メーカーの愚劣な都合でしかないです。
個人的に本シリーズはキャラとCGの画風がすごく気に入っているので、これらの難点は非常に残念です。
ともあれ、前作からゲームシステムは改善されていますし、
華麗な姫騎士たちとのハーレムライフ(日常のみ)を楽しみつつ、好きなヒロインとの個別エンドを堪能できる作品です。