過度のダイエットでボリュームは少々不足気味だがメインの褐色ヒロインをタップリ堪能できる作品。 でもプレイする前にパッチは必須。
システム面で「戦乙女ヴァルキリー」シリーズなどでお馴染みにルネのツリー調教システムの流れを汲んだラブコメファンタジー作品。
ゲームのノリとしては調教・凌辱系っぽいパッケージアートとは裏腹に、
「悪の女幹部」シリーズや「純潔★女神さまっ！」の様なラブコメ系のタイトルで、
褐色巨乳のメインヒロインであるマルグリットを主軸に、
勇者のシャロウ，神殿騎士のアヤ，女教師で魔女のシーマ，商人のネーティアの計５人とのラブコメHを楽しめる。
ゲームとしては「戦乙女ヴァルキリー」シリーズや「電脳侵犯・キサラギ参事官」、「くのいち・咲夜」といった、
同ブランドの過去のツリー調教システムを採用したタイプのエロゲをグッと簡素化したような感じで、
マルグリットとの調教プレイはシチュエーションごとに小分けされたHシーンを自由に組み合わせられるシステムが採用されており、
過去のルネの調教・凌辱エロゲのシステムの流れを汲みつつ、より遊び易く仕上がっている。
また、調教プレイはプレイヤーが任意で選択するマニュアルモードの他に自動的に進行するオートモードも搭載されており、
任意で選ぶのが面倒な場合はオートモードにするのもあり。
（コンフィグで射精する場所を選択式にしている場合はそこだけ中出しかぶっかけかを選ぶ必要あり）
悩み所としては、メインヒロインのマルグリットが逞しい女戦士といった風貌と裏腹に非常に可愛らしい声をしており、
ロリ化イベント時はともかく、それ以外のゲーム中のほぼ全ての場面で見た目と声のギャップがかなり激しい。
また、調教プレイがあるのはマルグリットだけで他のヒロインにはなく、
しかもマルグリットをメイド仕様にすると調教プレイは既存のCGを流用しつつプレイ内容が大幅に減るため、
「戦乙女ヴァルキリー２」のブラックヴァルキリー化したレイアと同様の物足りなさを感じました。
加えて、ハーレムエンドとシーマのエンディングを除いて複数のヒロインが参加するHシーンがないのも物足りない。
ついでに過去のルネのエロゲには大抵あったモブキャラのHシーンも無いし・・・。
全体的にシンプルで遊びやすくなった反面、個人の好みもありますが、あまりいい方向とは言えないメインヒロインの容姿と声のギャップや、
過度のダイエットでやせ細った様な全体的なパワー不足感が否めません。
ともあれ、キャラの見た目に魅力を感じたのなら買っても損はないかもしれないと思います。
最後に、本作は修正パッチを当てておかないと一部のゲーム進行に支障をきたしたりCGの表示に異常が出たりするなど、
プレイに大きな支障をきたす為、プレイ前には必ずパッチを当てておく事を強く推奨します。