最高の夏休みをありがとう
無印はプレイ済だったので最初は追加部分だけでいいかな～っとも思っていたんですが、2年前に鳥白島で過ごした眩しすぎる思い出たちが蘇ってきて、また夏休みを過ごせるんだなっとわくわくしてしまい...気付けば全√プレイしていました。
面白くも温かい人たちと過ごす日常の心地よさはやはり最高でしたね～
無印部分や細かな加筆部分が良かったのは勿論、追加√が非常に素晴らしかったです。
予想をはるかに上回るような話も見られたので感無量でした。
美希√では島という家族の温かさに触れて心の汗を流し
うみ√では一緒に過ごす夏休みがどれだけ尊いものなのかを教えられ
静久√では紬、静久、羽依里の関係は素敵だなって三人の絆の強さを再確認でき
識√では彼女の尊敬に値する生き様を見て感動し、最後のアレを見たときはぶえええええーー！って泣いてしまい、余韻により震えが止まらなくなり
Pocket√では無印プレイ時にぜひこうなってほしいと願っていたものが最高の形で見れたりと...幸せな気分で夏を締めくくることができました。
クリア後の今は、あぁ、楽しかった時間が終わってしまったんだなっと少なからず悲しい気持ちはあります。
ずっとこの島で過ごしていたい...そう思ってしまうほど、眩しさに包まれた日々でした。
実際に体験したわけではないのに懐かしさと温かさを感じることができる素晴らしい作品だったと思います。
話は変わりますが私は今、社畜です。
社会の歯車になって数年経ち、毎日同じような時間を繰り返し、自分でも錆びついた人生を送っているなっと思っています。
もう二度と、子供には戻れないな～っとか、あの時は今よりも夏が楽しみに感じたな～っとか...そういった感傷に浸ることすらしていません。
ただ、｢Summer Pockets｣をプレイした今は、遥か昔に経験したであろう夏休みは...楽しかった日々というものは確かにあったんだよなっと、当時の気持ちを少しくらいは思い出すようにはなったんですよね。
きっと、子供だった頃は期待に胸を膨らませていたんだろうなっとは思います。
実際は何も考えずに鼻水と汗を垂らしながら遊んでいただけだったとは思うんですが、少なくとも今の自分よりは活力に満ちあふれていたと断言できるんですよね。
自転車に乗っていつも集合場所になっている友達の家に行き、いつの間にかそれなりの人数が集まっていて、日が暮れるまで山や川で遊んでいたような記憶が少なからずあったりします。
大きなイベントとかが何もなくても楽しいと感じることができたということがどれだけ幸せだったのか、今思い返してみたからこそ胸に響きました。
毎朝決まった時間に会社へ行き、無心で頭を下げ続け、日が暮れても働き、帰ってエロゲをして寝るだけっという生活が現実での基本的な流れです...本当につまらない大人になってしまいました。
旅行へ行ったり、美味しいものを食べたり、飲みに行ったりと...大人になってある程度自由になり行動の幅が広がったので楽しいと感じる時間は勿論いっぱいありますが、全く輝いていないんですよね。
だからこそ、より一層まぶしく感じたんだと思います。
まあ、この話はここまでにします。悲しくなってきたので...。
2年前に無印をプレイしたときも同じようなことを思ったはずなんですが、たったの2年しか経っていないのに鳥白島で過ごした思い出たちを忘れてクソみたいな日常に戻っていました。
今回は、当時の気持ちをもう一度思い出すことができ、やっぱりこの作品が大好きだなっということを再認識できたのが大きな収穫になりました。
心から、プレイできてよかったと思っています。
いつの間にか忘れてしまっていた夏休みの眩しかった日々を何度でも思い出させてくれる素晴らしい作品でした。
純粋に楽しい夏休みだったなっと...数年後振り返ったときにはSummer Pocketsをプレイしていた時間は私にとってはかけがえのない大切な思い出になっているんだろうなっと思います。
さて、
夏休みは楽しかったですか？と聞かれたら、私は問答無用で｢はい｣と答えます。
何が言いたいのかというと、もうそれだけ言えればいいんじゃないかってことです。
なので、内容について細かいことは語りません。
ただ一言、｢私はSummer Pocketsが大好きです｣とだけ言っておきます。
本当にいい夏休みだったな～っと、最初から最後まで充実した時間を過ごすこができました。
明日からも何の面白みもない、変わらない毎日が待っているでしょう。
それでも、この作品をプレイした今の自分なら以前よりは前向きに頑張れそうな気はします。
過ぎ去ってしまった時間は戻らなくても、大切な気持ちだけは取り戻すことができたと思っています。
今の気持ちを忘れそうになったら、もう一度鳥白島へ行こうと思います。
いつの日かまた、夏休みに会いましょう。
最高の時間をありがとう。