これは、「それなり」を目指したゲームでしょうか。だから、点数としてもそれなりです。
世界観は現代技術が入りまくった独自の魔術世界 みたいなもの。
さて、早々にゲーム性について言うと、まず難易度の点。
私はノーマル3 ハード1でのプレイでしたが
他の方も言われている通りに、難易度は割と高めじゃないでしょうか。
当然かもしれませんが、
基本的に特定のキャラだけをあげまくって無双するような
1本型のスタイルは、後半詰むこともあります。
敵のlv以下までしか経験値は入らないし
ターン数で強制的に本編が進むことはないので、
チマチマとキャラを変えつつ迎撃で削り殺していくHit & Awayスタイルになる。
敵はやたら強いのがいるというだけで、行動自体はどれも特攻するだけのおバカなもの。
全体技などスキルで留意するものはありますが、脅威はスキルというだけなので相性のいいものをあてがえばいい。
基本姿勢はこちらから攻めない 安定ならこれ一択しかないでしょうね。
更なる安定を望むならば隊列も後方に陣取っていつでも逃げられる状態がよい。
それでも敵のターンのときに一気に攻められたり撤退が間に合わないなどで
討死を避けられない場合もあるので気は抜けない。
大体その場合は、捨て駒を利用して回避します。
上記のような色々とすることがあるというのは、ゲームとして成立する大きい要素といえます。
不満点は、まず操作性が悪いです。
離れた画面外のキャラではマップを手動で動かさないといけないし、途中で隊列は変えられないし、
出撃したての場合、既にマップにいる未行動のキャラと区別がつかないので
間違って出撃キャラを戻してしまったり、
逆に移動させてしまうとそれで行動終了が確定してしまい戻せない ナドナド。
重要ともいえる敵の捕獲は意外と面倒で、敵HPを瀕死にさせるくらい減らさないとダメなようです。
与ダメは幅がなく攻撃力と相性による固定(多分スキルは+倍率)
なので、敵HPとキャラそれぞれが持つ攻撃力(HP100-[攻撃力32x3回分])というような数字上での対話。
回復能力に乏しい敵相手なので、これがまた回数に反比例してつまらない。
周回まで考えると、とにかくバトル回数も多く同じことを繰り返す実感のためか、
全体通してもモッサリな印象が強い。
ゲームとして面白かったというよりは・・・うん、単に面倒くさかったなぁという感想です。
なんでしょうか、途中でワクワクするものとかが一切無いせい?
キャラの掛け合いはおもしろいし、ノリはいい。
しかし、大江山に来てからは総じてサブは絡み不足に加えて、エロも1回。
光栄とか何のために学園キャラとして出てたのかわからないくらいには影薄。
主人公の性格は好感が持てるんですが
清明ルートでは糞化するわで、厨二描写で熱くなるには肩透かしかな。
良い点もありますが、不満もたくさん。
メインでじっくりやるゲームというには不足で、とにかく時間がかかりすぎるゲーム。
お奨め度 ☆1(/☆5コ中)