OPやキャラの見た目とは裏腹に緩やかな雰囲気を持ってますが、イチャゲーとして求められるのは「突きぬけたアホ」みたいなバカップルっぷりでしょうから、そちらで見ても押しがイマイチ。
リトルバスターズとは別の作品と思ってプレイすることをオススメします。
もしくは、クドリャフカ以外の既存のキャラクター(リキを含めて)見なかったことにするかの
どちらかですね。
やはり、キャラの性格・テキストから伝わる日常の雰囲気・コミカルな場面の表現の仕方
多くの面で、リトバスとの違いを実感します。
まぁ人が変われば中身も変わってくるのは当然で、
ある程度はユーザーも譲歩せざるを得ないところでしょう。
クドわふたーでのクドの声の癖に磨きがかかったのか、
どうにもテンションが上がった状態のクドのハスキー声が
耳障りな域に達していたので、仕方なく声OFFでプレイ。
見た目ロリッ子に加えて、CGがリトバスよりも一層幼く描かれているのは
絵だけで既に人を選ぶだろうなぁ。
しかし、キャラとしては大方落ち着いた優しいお姉さん的な印象で
この性格と穏やかな暖かい雰囲気・相変わらず綺麗なBGMが見事に噛みあっていると思います、
個人的に好きですね。
起伏も乏しくインパクトがあるわけでもないですが、「浸る」といえばいいのかな。
前作の葉留佳ルート等からも判るとおり、心象世界といったファンタジックはありませんが
このライターさんは板挟みな話を表現するのに長けた人ですね、安定しています。
ただまぁ、全体を通して言うと、厳しい・・・です。
エロ回数が多い割に、何故かすごく使いにくい問題もそうですが、
一番は、物語を先へ読み進めたいという意欲が沸かない。
抽象的な言い方で申し訳ないですが、そういうことです。
「1時間くらい進めて今日はもういいや。
翌日か余裕がある日にまた30分~1時間すると限界を感じる」 と
具体的にいえばこういう感じ。
これは勝手な見解ですが、
わふたー編とアフター編で全く同一のテキストを持ってきたことや
雰囲気が良い日常も同じ空気を纏ったままアフター編まで続いていけば
起伏に乏しいという部分が仇となり、当然飽きが来るであろうこと。
ライターさんのシナリオは丁寧で凄いことは間違いないですが、
あくまでも作りが作品の1ルートで十二分に評価されるもので
これ単体で作品にすると、ちょっと不向きだったかなぁということ。
これらを70点をつけた理由として挙げておきます。
あーちゃん先輩ってウェーブロングだったのかぁ、一番ツボに来たキャラ。
間違いなく最高!しかし、ロングショート問わずウェーブのキャラって
大抵脇役なんですよね・・・なんでだろ。
クド好き!愛してる!な人向け。
それ以外の人(=一番のお気に入りではないが、まぁ割と好き という程度の方も含めて)
へのオススメはしません。