エロの実用性はほぼ満点 ただし、抜きゲーとして見るとHシーンがシナリオ後半に集中しすぎているのがネック
一応このサイトでは「抜きゲー」としてカテゴライズされているので、それに準じて評価しようと思います
Hシーンはグラフィック・テキスト・声優の演技ともにほぼ満点だと思いました。
アニメーションの動きも扇情的で良かったです。
強いて不満点を挙げるのなら破瓜による出血のグラフィック描写がなかったことぐらいでしょうか(テキスト上はあり)。
1~3作目にはあったのでなお残念でした。
シナリオは(抜きゲーにしては)意外と読めるものでした。
心理学の造形が深く、ちゃんとミステリーしていて面白かったです。
メインヒロインの魅力も十分に伝わり、後のHシーンに華を添えられています。
ただ、「抜きゲー」として見るとそのシナリオが足を引っ張っている感が否めませんでした。
というのもシナリオはそこそこボリュームがある上に、肝心のHシーンが後半に集中しすぎているからです。
つまり、
Hシーンで抜く -> 賢者タイムの間にシナリオを読む -> 読んでいる間に精力を溜めて次のHシーンに突入
といったことが出来ないということです。
前半と中盤で長いことお預けを食らい、後半で過剰なまでにHシーンを見せられて食傷気味になる弊害があるのです。
ただし、あくまでも「抜きゲー」として見た場合であり、シナリオも楽しみたい人であれば問題ないかもしれません。
【総評】
シナリオとHシーンのバランスは悪いものの、それ以外は特に欠点の見当たらない良い抜きゲーだと思いました。
ある程度「シナリオゲーである」と割り切るとなお良いかと思います。