(GiveUp) ゲーム性枠。演出とカードバトルが欠点を補って有り余るくらい良いと思うのでこの点数。ベタな青年漫画調のストーリーに飽きがきてセーブデータ拾ってきてしまいましたが、走る・飛ぶ・倒れる等のアクションを全て立ち絵で表現した点は画期的で、まさに異次元。熱血バトル物が好きなら体験版だけでも是非プレイしておくべきだと思います。カードバトルは運の要素が強い(引きが悪くていらいらすることがある反面、強敵にあっさり勝ててしまったり)ので、総攻撃が熱いとは思うものの、おまけ程度かな…と思ってましたが、フリーバトルに20時間くらい熱中できました。ネタバレ長文では「こうだったら良かったのに」という個人的希望を
①ストーリーがべたべた、かつ、小ネタが織り込まれてないテキストなので途中で飽きる。
対策は2つ。
まず、演出のさらなる強化。
現状、表現できるアクションのバリエーションが少ないので、
最初は惹き込まれるものの、途中で見飽きてしまう可能性があるわけです。
ですので、(『11Eys』みたいに)立ち絵差分を切り替えることで
結印や構えを動画っぽく表現するとかして、引出しを増やせば、
中盤以降もまだ見ぬアクションが!となって、
一流のアクション漫画が絵を見ているだけで楽しめるものであろうように、
ストーリーのベタさも気にならなくなるのではないかと。
ただ、これは(立ち絵素材を提供する)原画家の負担をさらに増やすことになるので、
実現可能性には欠けると思われます。
個人的にはエロを削ってでも実現して欲しいところなのですが…
もうひとつは、シナリオを縦に長く、ではなく、
横に幅広く(つまり分岐を多く)すること。
そうすれば、気分良く1周目を終えれたんじゃないかなぁと。
というか、きっと情/忍/業/責の4パラメーターによっても
シナリオが分岐するに違いないと思ってましたよ。
あと、個人的には、朝廷を出したのは
(その結果シナリオが間延びしたと思うので)失敗だったと思います。
②ストーリー性ではなく、もっと萌えを!
シナリオを横に幅広くというのと関連していますが、
メイン4人以外にも恋愛系イベントがあったらなぁ、と。
特に、中盤の深鷺の放置っぷりはありえないと思います!
ロリが苦手な僕ですら美味しいキャラだと思うのに、
会話を重ねるうちに和解して仲間に、という流れがないのは何故なのかと。
(で、代わりに夕凪が戦線離脱、と…)
でも、那爪は素晴らしいツンデレ幼馴染だったと思います。
(余談ですが、風音さんはこういう、体張って主人公守るキャラをやると強いなぁと。
思えば『抜け忍』でも『僕がサダメ』でもこういう役でした…)
③敗北陵辱が少ない。
これに!期待!してたのに!(血涙)
道眼に敗れた夕凪が再調教とか、何で無いのかと。
ボテ腹の夕凪を陵辱、も捨て難し。
というか、夕凪はエロ的にも、カードバトル的にも
足を引っ張っていたとしか僕には思えません。
(声がりのさんであることと
序章のエロがストライクゾーンど真ん中だったことで
僕が期待しすぎた所為かもしれませんが)
譲葉のエロシーンが気に入ったので溜飲を下げましたが。
ま、今のところ、僕には
DualTail作品の方が性に合ってるのかなぁと。
ストーリー性/燃え/萌えの配合比率的に好みの順番は
VenusBlood>クラリス>天ツ風です。(演出とか込みで評価するので点数では逆転)