その他枠。コメディパートが期待以上だった上、意外にも主題もかなり好み。分校ルートもメールゲームのリプライ風と考えればこれはこれでアリかなと。いろいろ文句はありますが①メインテーマが最終的にはきっちり描ききれている②殿子の人物描写が(schizoid絡みの文献を収集している僕が)驚くほど秀逸、の2点を鑑みるに、2006年度最優秀作筆頭候補。以下、減点要素。
・(最初にやったみやびルートの印象が強い所為かもしれませんが)
主人公の行動が教師というよりソーシャルワーカーで、
ヒロインとの関係が傷を舐め合う構図に見えてしまいがちです。
・(みやびルートにおける)由の存在意義って?
地下基地絡みで風祭と志藤との間に水面下の攻防でもあるのかなぁ?
・栖香ルートで張った美的センスに関する伏線が放置されているのはどういうことなのかと。