青春モノの良作。恋愛映画や少女漫画でも違和感ない甘酸っぱい青春物語。
青春モノとして素晴らしい出来。
以下、各√の感想。
結:
青春を追い求めるお嬢様のお話。
彼女のポジティブさと行動力は見ていて気持ちがいい。
また身分の違いから「卒業するまでの恋愛ごっこなんじゃないか?」
と疑心暗鬼になるシーンは描写も丁寧でヤキモキさせられた。
どことなく戯画の過去作「この青空に約束を」の宮穂√を思い起こさせる。
ことね:
正直ワーストだった√。
ことねの小生意気なキャラ自体は好きなんだけど、
ことねの夢が歌手なのか女優なのかアイドルなのかモデルなのか
イマイチ分からないんだよね。
ただぼんやりと「芸能界に入りたい」って思ってるだけで
自分の成りたいものが見えてないというか。
だから「ことねの夢を応援したい」って気持ちにならなかった。
後、主人公含め素人集団が面接だのなんだのやってるのがなんか滑稽に映った。
「素人がそれっぽいことやって意味あんの?」みたいな冷めた目で見てた。
海希:
一番よかった√。
主人公・海希・千尋、3人の関係がとても魅力的。
3人とも「自分が抜ければ2人は上手くいく」と思いながらも
今の居心地がよく何もできないでいる。
けど主人公と海希が恋人同士になったことでどうしてもこの関係性は終わってしまう。
だからこそ終わりを迎えつつあるこの時間がどれだけ大切なものだったかを3人とも噛み締める。
青春の甘さ・苦しさ・儚さを描いた素晴らしいシナリオだった。
最後、海岸のシーンは思わず感涙。
その他:
バスケ経験者から小言。
7連続3P成功って難易度激高(1on1なら特に)。普通できない。
後、試合中のCG一枚あったけどユニフォーム上下で色違い(上白で下水色)は規定違反。
裾出しでプレイするのも違反だからやってると審判から注意される。
細かい指摘だけど、特定のスポーツを描くなら
経験者に話聞くなりしてあからさまなツッコミどころは解消してほしかった。