クライドさんのレビューを見てプレイ。…ポスト陽射しの中のリアルといったところか。なるほどレベルが高い。
マウスクリックによるおさわり系フラッシュゲーム。
と聞くとあまりよくないイメージがあるが、その先入観は吹き飛ばされてしまった。
ぐりぐりとよく動くキャラクターはアニメ・漫画的でリアルとはまったくかけ離れているが、日常パートでは可愛らしさを演出し、Hシーンではエロさを増幅させるのに一役買っている。
(目パチ・口パクがあれば完璧だったのだが残念ながら本作では実装されていない。)
なによりこのアニメーションのレベルの高さは本作の持つゲーム性と一体になって魅力が増す。
おさわりゲームとしてもよく出来ており、まったくエロに関係ない冒頭のシーンでゴミをどかしたり頭をなでたりするのがすでに面白かった。
キーボードとマウスを使って両手で操作するHシーンは抜きゲー的な意味で両手使わせちゃアカンだろとツッコミを入れたが(笑)高い臨場感を得ることができる。
丸投げになってしまうが、とても説明では良さを伝えられないのでオフィシャルサイトでシステムなり体験版なりをチェックしてもらいたい。
そして最も期待したシナリオだが、これもまたよく出来ていた。
ケモミミっ子との萌え抜きゲーでオープニングもコミカルなのだが(登場人物と舞台は関西弁である(笑))、大まかな3つのルートそのどれもが対照的で不意打ちのような展開。
選択肢でなくプレイヤーの行動でルート分岐するというのも臨場感増しな分、余計に訴えかけるものがある。
事前情報ありでも衝撃的だった。いい意味で予想を裏切り、反則という言葉が非常によく似合う。個人的には非常によかった。
ただivoryの「わんことくらそう」の影響を受けているそうなので、そちらをやっていない自分にはナンとも言えないが、そのタイトルをプレイしているか如何で印象は変わるかも。