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gyuunyu280さんの凌辱学園長/奴隷倶楽部 ~読心調教録~の長文感想

ユーザー
gyuunyu280
ゲーム
凌辱学園長/奴隷倶楽部 ~読心調教録~
ブランド
CLOCKUP
得点
89
参照数
1077

一言コメント

人を選ぶ作品だが面白い。ヒロインが堕ちていく過程を見るのが好きな人にはオススメ。一般人にはオススメできない

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

莉子
最初はまったくもって興味がなかったキャラだが、
個別ルートに突入すると思いの外可愛い子だった。

この子のボイスの担当声優は青葉りんごで普段はロリロリした声なのだが、
フェラの時だけ聞き慣れたセクシーな青葉りんごの声に戻るのが面白かった
基本的に莉子のHシーンでは興奮しなかったが、上記の理由の為フェラの時だけは興奮できた。
無邪気で残酷な「女王様」になってる時の莉子が最高に可愛いので見てもらいたい。
最終的には大好きな先生、そして母娘ともに仲良くいっしょにいられるようになって良かったね。
莉子ルートはおおむね満足行く内容だったが、
一番期待してた柚紀のエロシーンが少なかったのだけは不満。
ただ、数は少ないが中瀬ひなの声が最高にエロかったので満足。

エンドが2つ用意されていてエンド1の方はおそらく多くの人が抵抗なく見れるものになっていると思う。
しかし、エンド2は痛いものが嫌いとかそういった人にとっては見ること自体が苦痛になるかもしれない。
僕は痛々しいシーンが苦手でありグロ耐性もないので見るのがつらかった。
莉子エンド2の終わり方はなかなかに衝撃的。見れば某スクイズを思い出すと思う。


郁美
容姿、声ともに欠片ほどの興味も出てこなかったキャラなので読むのがきつかった。
郁美自体には微塵も好意が向かないが、テキストとして"補習"は読んでいて面白かった。
このルートはマジで汚い。
何で二次元でまでグロマンとケツ毛を見せられなきゃいけないのか教えてほしいくらいだ。
本質的には痴女にもかかわらず、現実逃避のための手段として
「自分は痴女をやらされているだけ」と自己暗示をかける展開は面白かった。
自己暗示をかけて自分を偽ろうとする展開は、のばらが堕ちていく過程と同じものを感じた。
のばらも実際に心の底でも快楽に浸って感じているにもかかわらず、
「自分は感じているふりをしているだけ」といった暗示を自身にかけていたので近しいものがある。
この女はスカトロシーンもあるので耐性がない人は注意してほしい。
うさぎの糞のようなコロコロうんちなんて生易しいものじゃなく、見事な一本糞をひり出します。汚い。

エンド1で見られる出産シーンは人によっては吐き気を催すかもしれない。自分は見ているのが辛かったし気持ち悪くなった,
エンド2は自分の前から姿を消した直人の影を追い求めながら物語の終わりを迎えるという内容。
当然、姿を消した直人が再び郁美の前に現れるなんて展開はない。
見ていて切なくなる。


柚紀&葵 エンド
饗宴の赤へと連行され無理やり犯され尽くし、その果てに媚薬を打ち込まれるシーンがある。
薬を打たれた後、身体に変化が表れてそれに対しての感想として心の中で、
(変わる、変わっちゃううううううう)と叫んだあとに、
実際に口に出して「変わったああああ」と叫ぶのはもはやギャグとしか言いようがない。
こういうギャグ寄りなテキストが多いのも本作の魅力である。
僕はヒロインの中だと柚紀に惹かれて始めた部分が大きいのでこのエンドが一番満足感高かった。
他のルートと比較すると全体的にギャグ一辺倒な展開が多い。
「今日からこの学園は天綾学園改め、マンコ雌奴隷牧場学園になります!!」
どこをどう見てもギャグでしかないこんな感じのテキストが終始流れ続けるので笑いに溢れてる。


ハーレムエンド
ヒロイン(柚紀と葵を除く)全員集合のハーレムルート
饗宴の赤の所有物となった証として焼きごてを入れられる描写があり痛々しい…
ところがどっこい焼印される文字がバカバカしくて笑えてくる。
焼印の内容が気になった方は実際に見てほしい。
酒落た淫紋でも焼印されるならちょっとはダークな雰囲気とシリアス感を演出できただろうに…。
このゲームどこまでギャグに走れば気が済むのやら。

ヒロインたちが一堂に会することになるので、
他の個別ルートでは見られないようなヒロイン同士の掛け合いなんかもこのルートでは楽しめる。
各ヒロインが自分たちの特徴を存分に使い、
凌辱の赤の会員にアピールし合う様はなかなか可愛らしかったりして和む。
それと、ヒロインが全員一斉に声を出してハモリながら絶頂を迎えるシーンは最高に笑える。

ヒロインみんな媚薬漬けにされて下品な声を上げるようになるのだが、
そんな中でものばらだけは恥じらいの残る可愛らしい声で啼いてくれる。
のばらも薬にぶっ壊されて精神崩壊してるはずだが、薬適用前と変わらずお嬢様然とし、
同じ奴隷に成り下がったヒロインたちと比べると気品の感じられる言葉遣いを保ち続けている。かわいい
のばらと優那がお互いに犯されて、のばらだけ満足いく結果を得られずにバカを連呼するシーンがあるのだが、これもすごくかわいい。

声優の演技にひたすら驚かされるゲームに仕上がっていて凌辱に対する抵抗がなければ楽しめるが、
1シーンだけ虫が出てくるので、そちらの方面に抵抗がない人にとっては苦痛かもしれない。
トラウマレベルの演出になってるので忘れられなくなるかも。要注意。
僕は虫が嫌いなので虫が出てきた瞬間椅子から少し浮くくらい飛び上がってビビリました。
虫が出てくるシーンはトラウマレベルの地獄絵図なのだが、
このシーンは凌辱学園長である佐藤直人がどれだけ凄い人間なのかが伝わってくるテキストに溢れた場面でもあるので、
虫に耐えながらでも読み進められる人には是非読んでいただきたい。


最後に余談となるが、このゲームにはたくさんの名もなきモブ浮浪者が出てきて活躍する。彼らこそ、この作品のMVPと言っても過言ではない。
のばらなんて”初めて”を浮浪者に奪われたからね。