キャラゲーゆえに面白おかしくカモフラージュされてるが、主人公の凪青くんが割りとガチで屑
日常パートが面白いのは言わずもがな、大筋のシナリオも
がっつり読めるタイプで読んでいて楽しかった!!
かわいいキービジュアルからは考えられないほど
話が重かったのが予想外だったけど重暗い話は好きなので好みでした。
やっぱり恋愛をテーマに扱うなら暗い要素は入れないとね!
以下、備忘録メモ
運命の人など、誰にもわかりはしない。
だってそんなもの、存在しないのだから。
(だからこそ、恋愛を重ねて運命の人を探す)
(だからこそ、この人だと想った人を運命の人だと信じ続ける)
本気で恋をしても裏切られる→それなら恋愛なんて軽い方がいい
(過去の出来事がきっかけで形成されたこの考え方が凪青の行動理念に響いてきてる)
全部で6人いるヒロインは、大雑把に分類するとその子の人間関係から2つに分けられる。
《煌と仲がいい子たち》と、《結愛と仲がいい子たち》の2種類だ。
煌側(煌、レイラ、宮子)に入らないで結愛側(結愛、瑠衣、精華)だけ
進めば主人公の凪青くんは”実質”フタマタ屑野郎止まり
(成り行きで二股にカテゴライズされる関係になってしまっているだけで情事には至っておらず、
真の二股ヤリチン野郎に成り下がったわけではないため)で済む。
ただ、煌側に入ってしまうと凪青は交際する相手によっては正真正銘の、
”多数の女性と肉体関係を持つクズ野郎”になってしまう(ヤリ捨て)(略奪愛)
本編中に何度か過去回想が挟まるところがちょっと某グイスカグラっぽくて面白かった。
(扱ってるテーマが割りと暗いのと、恋愛が泥沼化しそうなところで
重要な選択肢が出てくるあたり、某ブランドの中でも、某ストリアのそれに1番近い)
結愛との恋愛だけ追って見ると「某き雲の向こう側」に近い話になる。
所謂、不器用な男女が恋を探すための物語である。
■17時間59分■