忍ルート以外は好き
思春期という時期だからこそぶつかる”現実と理想の壁”という問題。それに対して「現実も理想もどっちも実現するぜ!」という強い意志が伝わってくる痛快な展開が多く面白かったです。これが瀬尾先生の描くせーしゅん…!
この作品は好きなんですけど、忍ルートで執拗なくらい「忍の兄である自分と、忍のことが異性として好きな自分」
という自分の中の二面性に悩まされ続ける一春の葛藤が鬱陶しいのと、一度は兄であることを辞め、忍への恋心も
秘めたはずなのに卒業式で「忍の兄としての卒業」を迎えた瞬間、忍の元に駆け寄って想いをぶつける展開だけは
ちょっと受け入れられませんでした。
あんなご都合主義丸出しな違和感のある終え方をするくらいならいっそ悲恋で終わったほうがまだ良かった。