明日君と作品を作る上での材料は同じなのにどうしてこうなった
魅力的なヒロインはいたが、大筋の話は糞つまらなかった。
「島が舞台・行方不明の少女・島の秘密が物語の鍵を握る」と
同ブランド作の明日君と舞台設定に共通点が多いにも関わらず、
両作品を比べた際、その出来には雲泥の差があった。
ライターの力量の差がハッキリと出てしまった料理の失敗例。
以下、この作品のダメな部分を記していきます。
~この作品のここがダメ~
・主人公が鈍感通り越して障害者。
・主人公に取り柄がないのにヒロインたちから好かれている状態で
物語が始まる。ゆえにヒロインたちと中を深めていく楽しみが半減。
・話が純粋につまらない。扱っている題材が尽く無難オブ無難すぎる上に
展開に面白みも感じられないので、読んでいる最中も
「ふ~~~~~ん(鼻ホジ」ってなる。どうでもいいエピソードが多すぎ。
・テキストを読む気も失せるつまらなさ。上述の全体の話のつまらなさに加えて
ヒロイン同士の掛け合いもクスリとも来ないしょうもなさで苦痛。全スキップ推奨。
・上にも書いたが明日君をダメにした感じになってる。森崎が明日君に関わってなくてよかった!
・ヒロインを好きになれない。本作はまず共通時点だとヒロインに対しての好意がわかない。
果歩と歌音は個別に入るとちゃんと可愛いんですけど、残り2人は個別を読み終えても好きになれなかった。
・普段はなよなよしてるのに、ここぞって場面で人が変わったようにイキリ出す主人公がウザい。
ちゃんと説得力のある書き方なら大して気にならないんですけど、前触れもなくイキり始めて
事が終わってもこの事に対して何のフォローも入らないので擁護しようがない。
・SD絵が可愛くない。可愛くない下手くそなSD絵が会話中にちょいちょい挟まれるので不快です。
・森崎のダメなところが多分に出ちゃってる。面白くない日常シーン。
読みにくくて回りくどい言い回し。テキストのテンポの悪さ。
シナリオに冬雀も関わってるみたいだけど本当なんですかね…。
このつまらなさから想像するに、9割くらいは森崎が書いてる気がするんですけど…。
評点の内訳は
ヒロインの可愛さ
果歩 10
歌音 10
曲 10
です。