雰囲気はあったが…
プレイしたのが数年前なので大雑把にしか覚えていないが、印象には残っている作品。
夜の世界で鬱々とした雰囲気の中、真相に迫っていく。自分の頭の中で色々と想像しながらテキストを読み進めて行く。こういうのはとても楽しい。
…結果、救いはなく、ご都合により現実世界との刹那の邂逅を果たしEND…
結末は無理矢理感があり丸投げ感もあり、ライターは途中でシナリオをまとめられず設定を後付けしたのではないか?と疑ってしまった。
色々と考えて想像して、結末を楽しみに読み進めていたのに、期待が裏切られた気分だった。
また、序盤の日常シーンの印象が薄かったり、キャラ自体の魅力があまり感じられなかった。
(男主人公は心理描写も多く、魅力があった。)
とまあ不満な点も多かったが、暗めの雰囲気は貫いているので、鬱々と物語が進行していくのが大好きな方なら楽しめるかもしれない。ネタバレレビューを読んである程度結末を知ってから雰囲気ゲ―を買う人がいるのかは別として…