ここまで設定の違いがあるとは…
まず思ったのは、シナリオライター次第で設定が全然とまではいかないものの性格やらスキルが全然違うものになっているのが驚いた。
アリサ、柊子、梗子、菘奈のルートはのがみとしあきさんが書いているみたいだが、主人公はごく普通の学生という設定。
壬生、華菜のルートは藤崎竜太さんが書いているようで、主人公はかなり頭の回転が速く、しかしエロいところがある感じ。
他にも菘奈は一方では料理がまったく出来ないが、もう一方ではかなりの腕前などなど。
同じ絵の登場人物なのに違う物語を展開していて、ルートのEDまで終わらせた後に、もう一方のルートのキャラを攻略していると、新鮮な感じがして面白かったです。
しかし私見ではありますが、のがみさんがわのキャラを攻略後、藤崎さんがわのキャラを攻略する場合は面白み等があり楽しめたのですが、逆の場合だと味気ない感じがしました。
絵とかその辺はあまり気にならなかったが、シナリオライター次第で名作にも駄作にもなる可能性がある作品の見本かもしれません。
のがみさんのシナリオは悪くはありませんが、あくまで悪くないだけで平均的な純愛物の話であり、いまいち面白みがなかったです。
藤崎竜太さんのHPを見て確認したんだが納得しました。
華菜は4割、壬生は5割ほどのシナリオを担当されていたとか。
なるほど、他のキャラに比べて担当している割合で話のぶっとびかたなんかが違いますね。(いい方向で)
点数の方はあまめにつけてありますが、藤崎竜太さんのシナリオが無ければ40点くらいでしょうか。
ただ私としてはヒロインが亡くなってしまう方に持って行ってお涙頂戴話みたいなのは余り好きではないのでマイナス点。
正直全編、藤崎竜太さんが書いたシナリオで作った方がいい作品になったのでは…。