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gurioskfsmlzdfjlslalさんのSummer Pocketsの長文感想

ユーザー
gurioskfsmlzdfjlslal
ゲーム
Summer Pockets
ブランド
Key
得点
80
参照数
782

一言コメント

ALKAルートまでは90点付けてもいいくらいに面白かったがトゥルールートでモヤモヤしたものが残ってしまったのでこの点

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

ALKAルートまではほんと面白かった。とくにALKAルートでの主人公・しろは・うみの家族の描写はこんな家族を築きたいと思えるような家族像でした。挿入歌の入り方なども鳥肌が立つほど完璧でこの段階までは不満はなかったのですがトゥルールートで一気に出てきてしまった。
トゥルールートはFAVORITEの「いろとりどりのセカイ」みたいに未来の子供(うみ)が母親を救いに行く話だがいろとりどりのセカイとは違い救った代償でうみに至る絆がなくなり消えてしまうという流れだった。
おまけにその影響で主人公の周囲との絆も消えてしまい島にはくるが友人にはならず他人のままという状態で夏休みが終わり帰ろうとする。しろはとも何度か会って惹かれるものがあるがほぼ他人、最後にかすかにうみのことを思い出し改めてしろはと向かい合うところでEDへ・・・その後話はなし
CLANNADでさえEDで死を乗り越えた渚と汐との団欒シーンがあったのにこちらは全くなくうみがどうなったのか(今後うまれるのか)不明となんとも落ち着かない終わり方だった。
ハッピーエンド好きとしては運命を乗り越えた先でうみに幸せになって欲しかったので今後FDなりリトバスみたいにエクスタシーなりで補完がほしいところです。

余談
主人公はCLANNADの岡崎 朋也に近いようにおもう(スポーツしていて挫折した・妻が出産直後に亡くなり育児放棄をする等)
鏡子さんは結局どこまで把握していたのか、しろはの母はなぜいなくなったのか(劇中で予測はされてる)謎のままなのもモヤモヤの一つ